地方巡業編、またスズ子の恋愛編が始まった連続テレビ小説『ブギウギ』🐢第51回の感想です。

今回から構成を変えて、ストーリー前後半を分けずに、感想と交えて書きます。



 

音符今回の主な登場人物音符

ヒロイン 福来スズ子/花田鈴子(趣里)


学生(水上恒司)


―福来スズ子とその楽団―

トランペット 一井(陰山泰)

ピアノ 二村(えなりかずき)

ギター 三谷(国木田かっぱ)

ドラム 四条(伊藤えん魔)

マネージャー 五木ひろき(村上新悟)


スズ子の付き人 小林小夜(富田望生)


下宿屋の主人 小村チズ(ふせえり)

チズの夫 小村吾郎(隈本晃俊)

第11週「ワテより十も下や」

昭和18年(1943年)6月5日――山本五十六元帥の国葬が行われた日。地方巡業を重ねる福来スズ子とその楽団は、汽車で愛知へ向かっていました。


チズさんがバケツリレー(防火演習)をしながら「皇軍は無敵なのに、元帥死んじまって大丈夫かい?」と言った時に、"本当にその通り"と私なんかは思ってしまいました。が、それよりも、チズさんが警察に連行されなくてよかった。

開戦時、米英に勝てば景気が良くなると言っていたけれど、まだ戦争の終わりは見えません。


愛知の会場へ到着したスズ子は、地元の公演関係者から歓待を受けるとともに、握手、握手、握手……見事な営業スマイルで応えます。

公演では羽鳥から餞別に貰った『アイレ可愛や』を演奏し、観客を喜ばせる一同。スズ子の歌声に聴き入る客の姿、廊下を移動して手を振り続ける子どもが印象的でした。


無事に公演が終わったスズ子たちの楽屋へ、一人の学生が興行主に連れられて来ます。スズ子のファンということで緊張しているのか、不器用な感じのする青年を見て、スズ子は六郎を思い出していました。


宿へ着いたスズ子たちでしたが、金庫番となった小夜ちゃんが宿代を払おうとがま口を開けると、お金がありません。そこへ、先程の学生が現れます。取り乱した小夜ちゃんは、学生が盗んだと言い出し、五木もそれに乗っかります。

SNS上でも言われているように、五木が怪しい。しかし小夜ちゃん、学生さんを泥棒呼ばわりするなんて。どのタイミングで盗んだのさ?


宿代は後日送金することになり、スズ子は疑って迷惑を掛けたお詫びに、学生を夕食に誘います。

大阪出身のこの学生、東京の大学の2年生で20歳。スズ子とは10歳差(今週のタイトル回収)です。


これから2人の距離が縮まっていく……と思いますが、年の差もあるためかスズ子は弟を見ているような様子。

今週は大阪にも行くみたいですし、懐かしい人たちとの再会も楽しみにしています。



【画像:illustAC】