今回の主な登場人物
ヒロイン 花田鈴子/福来スズ子(趣里)
―鈴子の家族・花田家―
鈴子の父 花田梅吉(柳葉敏郎)
鈴子の母 花田ツヤ(水川あさみ)
少女時代の鈴子(澤井梨丘)
―大阪・福島の人々―
鈴子の幼なじみ タイ子(藤間爽子)
はな湯の従業員 ゴンベエ(宇野祥平)
〈はな湯の常連客〉
アホのおっちゃん(岡部たかし)
易者(なだぎ武)
キヨ(三谷昌登)
アサ(楠見薫)
熱々先生(妹尾和夫)
三沢光子(本上まなみ)
第8週「ワテのお母ちゃん」
ツヤが亡くなり、スズ子は梅吉にこれからのことを相談。一緒に東京へ行こうと持掛け、はな湯は赤字が続いているため売るか閉めるしかないのではないかとスズ子は言います。ゴンベエは自分の貯金を使って欲しいと申し出ますが、スズ子の考える"はな湯を立て直す金額"には足りません。
スズ子は、はな湯を閉めると決断し、常連客たちに挨拶をしていると、そこへ一人の女性がやって来ます。
はな湯が無くなったら、本当にツヤちゃんがいなくなってしまう
(関西弁じゃなくてすみません)
開業してから20年近く経ちますから、はな湯は梅吉さんにとって、ツヤさんそのものなのかもしれないと思いました。ツヤさんが切り盛りして、梅吉さんはあまり働いていなかったように見えますが
でも、夫婦一緒に過ごしてきた場です。番台はもちろん、はな湯にはツヤさんとの思い出が息づいています。
常連さんたちにとっても憩いの場。お風呂に入るだけでなく、はな湯で過ごす時間もまたリフレッシュになっていたと想像します。いるだけで楽しそう。
だから、はな湯を手放すことも、スズ子と東京で暮らすことも、梅吉さんはまだなかなか聞き入れられないのかも。
久しぶりに登場したタイ子ちゃんが、妊娠中。産まれたら旦那さんのいる東京に行く予定とな!今後もタイ子ちゃんが見られるのでしょうか。だとしたら、とても楽しみ。
【↓後半】
三沢光子と名乗るその女性は、ツヤが描いた尋ね人の貼り紙を見て、はな湯を訪ねてきたのでした。
実はゴンベエは、船場の大きな呉服屋の若旦那。両親を早くに亡くし後を継ぎましたが、取巻にいいように使われ大きな借金を背負い、川(道頓堀)に飛び込んだ――それを助けたのが梅吉でした。ずっとゴンベエを慕っていた光子は結婚を申し込み、ゴンベエは一緒に風呂屋をやろうと受け入れます。
こうして、はな湯は続けられることに。梅吉はスズ子と一緒に東京で暮らすことを決め、皆に見送られ東京へと向かいました。
ツヤさんの起こした奇跡。
光子さんが昨日から働き始めた旅館に貼ってあった、ゴンベエさんの尋ね人の貼り紙。
光子さんが貯めた200円と、ゴンベエ改め伊福部玉五郎(玉さん)の貯金200円。これで、スズ子の考える"はな湯を立て直す金額"に。
ゴンベエさんの素性がわかり、光子さんのプロポーズ、玉さんと光子さんの2人で"はな湯"継続と一気に進みました。梅吉さんの言うように、ツヤさんの意地かもしれないと思えて、納得の展開。
梅吉さんが「そやな」と言った直後に流れ始めた軽快な音楽がまた良かった。
来週からは梅吉さんも東京。予告ではチズさんの穏やかではない台詞がありましたが、大丈夫でしょうか。ステージには、さらに戦時下であることをまざまざと思い知らされるような言葉が多数。でも、富田望生ちゃんの登場&福島弁が待ち遠しい
【画像:photoAC】