こんばんは
8月に入りましたね。
昨日の昼「竜巻か!?」と飛び起きた(=昼まで寝ていた)くらいの激しい雷雨で、夕方もいつもより涼しく感じられたのですが、今日もまた暑いー
今月は時間があるので、漢検ともう一つ資格の勉強をしようと考えています。
昨日、漢検2級の問題集と過去問を購入しました。準1級はまだまだ時間が欲しい……。
そんな2級を受ける予定の私、小中学校で習った漢字(常用漢字)の読み書きは問題ないと思っているのですが、一部まだ「あれ?」と迷うことがあります。
それが永と氷です。どちらも小学校で習いますね。
各漢字の意味は理解しているので「えいえん(の命)」とか「ひょうざん(の一角)」とか、ひらがな部分を漢字で書けと出題されたら書けます。
ただ、住所や名前として書く際に「点の位置はここ?」「こういう字形?」と考えてしまう。
また【水】もそうなのですが、「フ」は離すと意識する必要ありあり。
ということで、今回は【永】と【氷】についての記事です。
字形のポイントは水が厚め。
漢字の成り立ち
ご存じの方も多いと思いますが、永も氷も部首は「水(みず)」です。
私は今回調べるまで、薄々そうなのかな〜と思っていた程度でした。漢検大丈夫だろうか(+o+)
水は、水の流れを描いた象形文字。
篆字
永も象形文字で、川の本流から支流に分かれて長く伸びる様子を描いたもの。
篆字
氷は冰の略字体。日本では氷が公的な字体とされていますが、中国や台湾では冰が公的な字体とされています。
冰は「冫(にすい)」と「水」からなる会意形声文字。冫の音が「ヒョウ」。
篆字
もとは
人
人
の部分が「こおる・こおり(水が凍って固まったかたち)」を描いた象形文字でした。※氷が割れるさま、結晶など何を象っているかは諸説あるようです。
冫(にすい)は水が凍る意から、気候の寒さ・氷に関する漢字の部首となりました。
凍 冷 凄 凜 凝 など
ちなみに「冬」の部首は冫ではありませんが、もとは4画目と5画目は冫です。
水・永・氷の筆順
永と氷と併せて、水の書き順も。
『筆順指導の手びき』に沿っています。
※真ん中から書くのが基本だと思うのですが、念のため。
ピンクの点●は書き始め。
(超個人的)整った字形に見えるポイント ※ペン字
水
画数が少ない字はバランスが取りにくい。おまけに、ハネや払いの方向がさまざまな水・永・氷は私には書くのが難しく、さらに冒頭でも述べたように迷う漢字でもあります。
そうは言っても「キレイに整った字形に見える」のは、私にとってとても重要なこと。完全に自己満足
以下は、字典やペン字練習帳を見比べて落ち着いた字形です。人によってはおかしいと感じられるかもしれません。
まずは基本の水から。永と氷のポイントもほとんど同じ。違いは点の有無くらい。
文字を書く際、上や土は△、田や口は□のように外形(文字のかたち)を意識することが大切です。
水・永・氷は○。米や木と同じ。文字の中心部から点や線が放射状にのびる字、中心部へ向かう字は円形に収めるように書きます。これを意識すると書きやすいです。
1画目:中心。2画目に向かってハネる。
2画目:中心へ向かい右上がりに。1画目には接せず、左下へ払う。
3画目:中心へ向かい短く払う。
4画目:中心から右下へ払う。
★2画目の払いと4画目の払いの長さは1画目のハネ(=長い点線の位置)よりも上
(永・氷:3画目と5画目)
こんなに長く書くかなーと思うのですが、比較してみました。右側は水に見えないことはないけど、左側に比べるとバランスが悪い印象。
★3画目と4画目の接する位置は2画目の転折(折れ)と同じ高さ
(永・氷:4画目と5画目の接する位置)
私が持っているペン字練習テキストの一つには、水の1画目(縦画)の長さについて「起筆から3画目と4画目の接する位置までを1として、1:2の比率が字を上手に書く秘訣」と記載されています。が、その字形が好みではないため私としては不採用です(何様だよw)。
★ポイントについてはそのテキストと同じなので、1:2にすると2画目の払いが長過ぎると感じる……。上の比較画像の右側みたいな。印字ならいいけど。
ちなみに、3画目と4画目の払いについて、以下のどちらでもよいそう。
永と氷も同様。
永
1画目:点は中心。
2画目:横画は右上がり。中心で折れる。
3画目:中心へ向かい右上がりに。2画目には接せず、左下へ払う。
4画目:中心へ向かい短く払う。
5画目:中心から右下へ払う。
氷
1画目:中心。
2画目:3画目の折れの上方になる位置。
3画目:中心へ向かい右上がりに。1画目、2画目に接せず、左下へ払う。
4画目:中心へ向かい短く払う。
5画目:中心から右下へ払う。
以上です。
水の字形のポイントがボリューミーで、永も氷もサラッとし過ぎ(笑)
でも、水のポイントを押さえれば、永も氷も同じように書けるのではないかと。