「この人の前なら
私はとても臆病である。
周囲からの圧力を
敏感に感じ取ってしまう。
すぐにビビったり
ソワソワする。
ただ、周囲はそんな
自分を見て
「もっと自己主張しなきゃ」
とか
「もっとコミュニケーション取らなきゃ」
といった言葉を
投げかけてくる
ことがある。
私はこの周囲の対応を
間違っているとは言わない。
けどね
別の考え方もある。
と言いたい。
その考え方ってのが
「話しやすい環境を作る」
ということ。
話しやすい環境
って言われても
よく分からないでしょう。
ここからは
「話を聴くプロ」と
名乗る私が個人的に
心掛けている
「話しやすい環境
を作るためのスキル」
をいくつかお伝えします。
まず1つ目は表情。
一言で表すなら
「笑顔」
ほんのり柔らかな
笑顔を作って
コミュニケーションを
取りたい相手を迎える。
「貴方に会えて嬉しい」
と言う気持ちをいちいち
言葉に出さなくても
分かってもらう。
私の作る笑顔には
そんな意味合いがある。
私は30代半ばまで
そんなに笑顔を作る
人ではなかった。
ましてや意図的に
笑顔を見せるなんて
ことを考えもしなかった。
そんな私が笑顔の
大事さを感じることが
やってくる。
当時
今は財務大臣の麻生太郎氏が
外務大臣をやっていたときのこと。
海外の首脳との会談や
会合があるとき
かならず麻生氏は
満面の笑みをもって
相手を出迎えていた。
どの写真を見ても
どの動画を見ても
いつも屈託のない
笑顔を持って海外の
要人を迎え入れていた。
「貴方に会えて嬉しいんですよ」
という気持ちを
手っ取り早く伝える手段。
それが笑顔。
マスコミには
ドチャクソ厳しい
麻生氏だけど
人と相対することの
一端としての笑顔は
私にとって大きな
学びになったと思う。
以前
私のコーチングを
受けてくださった方が
「柿崎さんはいつも
ニコニコしていて
話しやすかったです」
と言ってくれたことが
ありました。
こう言って貰えるのは
とても嬉しいんだけど
実際は少し違う。
私は誰にでもニコニコ
しているわけではなくて
会えて嬉しい人の前だけ
ニコニコしている
というのが事実。
別にどうでもいい人の前で
ニコニコ出来るほど人間
出来ていません(笑)
ただ、意識して笑顔を
出すようになって思う
ことがある。
どっかの誰かが
言ってた言葉
「幸せだから笑顔
なのではない。笑顔
だから幸せになるんだ」
笑顔の人は楽しそうな
雰囲気が生まれるし
楽しそうな人とは
関わりを持ちたいなって
気持ちが生まれる。
なので
私の傾聴では
まず最初に大事に
することとして
笑顔を大事にしている。
ただ、笑顔の他にも
色々とスキルはあるので
それらもこれから伝えていきます。