こんにちは、このぼやきコラムも3回目となります。少しはお役に立ててる方もいらっしゃいますでしょうか。今回もよろしければご一読下さい。
さて、前回のヴィジョンについて若干補足。まぁ毎回思いつきで自分の経験や価値観で話しているのでこんなことも多々あります(笑)
先日、職場でこんなことがありました。今は自分は上に立ってはいないのですが、職場の責任者が2月から中途で入った23歳の男の子がいるのですが、その子のトレーニングがあまりにも進んでおらず、かなり不安だったのでその子の上司に一言、すると、今後はこうしようかと思ってはいるんですが、なかなか難しく、でもなんとか頑張っていきたいと思っていますので・・・・(正直、説得力が無さ過ぎてあまり覚えていません)と、何とも歯切れの悪い返事。つまり、下からこう言われたし、上からもこうしろって言われてるし、いずれちゃんと出来る様になるでしょうから、といったあまり自分のヴィジョンを持てていないような状況です。まぁ正直自分の明確なヴィジョンを持てていない上司の場合、部下も自分の明確なヴィジョンをもつことが容易ではなくなります。難しいかもしれませんが、部下にヴィジョンを伝える時は上司の言葉ではなく、自分の言葉で伝えたほうがより明確に部下に伝わるでしょう。
ちなみにここでのヴィジョンとは自分の長期的な目的の他に、これからの展開、方向性という意味も含めてお話しております。
では、ここで本題。心構えはできた、明確なヴィジョンも伝えた。教える(教わる)環境もできた。さぁ、ここから育成です。さて、教え方のマニュアルというものはよく存在しますが、正直マニュアルなんてそんなに役には立ちません。全く必要というわけではありませんが、マニュアルはあくまでも一般例。自分の目の前にいる部下にどう接していくかが重要です。仕事の育成は恋愛と似たようなものです。個人の性格、趣味、行動、そういったものを加味していかに仕事(自分)を好きになってもらうのかということですから。(まぁ一概に恋愛と同じとは言い切れませんが、例えとして)
教えるに当たって、まずは育成の標準的な基準です。これを人によって変化させていきましょう。まず、相手に物事を伝える際に、相手は自分の言っていることを10%も理解していないと思ってください。まずは自分が伝えたいことを理解して、十分に噛み砕いて説明すること。これができて10%です。物事の本質も理解しないまま、マニュアルどおりに伝えても5%以下でしょう。あくまで噛み砕いて説明して10%です。人に十分に理解してもらうというのはそれだけ難しいことなのです。初対面の異性に自分を100%理解してもらうのは難しいのと同じことです。
・・・で、それを理解した上で教えていくわけですが、これは昔偉い人(山本五十六元帥デスネ)が言ったことを思い出してください。細かい言い回しは忘れてしまったのですが、自分なりに解釈するとこんな感じ
教える→手本を見せる→やらせてみる→フォローアップ
てな感じです。そしてこれから本題。育成タイプとして大きく分けて二つのタイプがあると考えています。それが「うさぎとかめ」です。それはなにかというと、人の行動と思考のタイプです。うさぎは、覚えも早く、仕事もそつなくこなすタイプ。一見できる人に見えますが、自分の行動へのチェックが甘く、細かいミスが多く目立ちます。それとなんとなく大体の仕事ができてしまうので、完成度は常に80%、また物事に飽きやすいといった面も見られます。また比較的プライドも高いので何度も同じことを言われるのを嫌います。逆にかめは仕事は着実、ミスも少なく、自分に厳しいタイプです。しかし、仕事の覚えは遅く自分が100%理解しないと気がすまない為、頑固なタイプと言えます。ちなみに人数は少ないですがこの混合タイプもいます。何でも完璧にそつなくこなす完璧なうさぎさん。このパターンはまさに理想的ですが非常に少ないでしょう。そしてこれがやっかい。うさぎ並みにプライドが高く、しかもミスが多いかめさん。いわゆるダメな奴のレッテルを貼られてしまうタイプです。ゆとりの影響なのか徐々に増えてきた気がします。まぁ少数派は後々にということで、うさぎとかめタイプについてです。
教え方としては非常に単純です。うさぎの場合、覚えは早いので教える→手本→やらせる、まではすんなりと。そのあとのフォローアップを重点的に行ってください。うさぎはいかにして細かいミスをなくし、より精度を上げていくのが重要です。ここで注意しなければならないのは仕事ができるからと手放しにしないこと。うさぎは寂しいと死んじゃうなんて話がありますが、うさぎタイプはプライドが高いので評価を欲しがります。常にフォローアップをかかさないことにより、自分をちゃんと見てくれているという意識が生まれるので、より仕事に打ち込んでいくでしょう。ただし、プライドが高いので細かい注意やできていることに対してのダメ出しは気を使ってください。本人はできると思っているのでやる気を失ってしまう可能性があるでしょう。
次にかめさん。かめさんの場合、仕事は遅くても完璧にこなしてくれるので、教える→手本→やらせる→フォロー、この手順を全て根気よく行ってください。基本的に理解が100%にならないと、自分に自信が持てないタイプなので、途中でもっと早くしろなんて言ってはいけません。スピードは徐々に上げればいいので、まずはしっかりと理解し、仕事をこなすことを最優先にしてください。途中で教えてる本人があきらめてしまうと教えられてるほうはどうしたらいいのかわからなくなってしまうので、根気が必要です。また頑固なところがあるので、本人が納得したうえで次のステップに進んでいくといいでしょう。中途半端を極端に嫌がる傾向があります。
うさぎはミスに気をつける。かめは後々スピードをつけていくことを念頭に置けば、どちらも高いLVでの仕事をこなしていけるでしょう。ちなみにある程度仕事を任せられる状況になれば、うさぎにはスピードが求められるので比較的簡単な仕事を多数、かめには手間がかかるが重要な仕事を任せる、なんて使い方もできるので、仕事を覚えた後は貴方の裁量次第となります。
一つ言えることはどちらのタイプもしっかりと手をかけてあげること。自分が手をかけたぶんだけ後々大きな戦力となってくれることでしょう。どちらのタイプの人間が来てもしっかり教えられるようであれば、貴方の会社内での評価は自然と上がります。
最後に、会社の人事が取った以上、使えない、覚えないなんてボヤいていても始まりません。人を採用するにはコストがかかります。自分が教えられないから新しい出来る奴が欲しいなんて言っても始まりません。今の現状をどう打開し、より強力なチームを作り上げるか。それが部下を持たされた貴方が今後会社で生き残っていく術なのです。
次回は・・・・怒ると叱るの違い、などいかがでしょう?