先生以外は読まないで | カケラバンクオフィシャルブログ「先の見えないこの時代で」Powered by Ameba

先生以外は読まないで

 
ある日の夕方、
電車の中で大きな声を、
出していた子どもに、
何度も何度も、
 
「しずかに!」
 
「うるさい!」
 
って大きな声で怒ってるお父さんがいた。
 
その結果どうなったか。
 
子どもは泣き始め、
さらに車内はカオスになった。
 
その時読んでいた「ビリギャル」で有名な、
塾長「坪田信貴」さんの、
才能の正体」に丁度こんな一節があった。
 
"知らない人に知識を与えるのが「教育」です。
そして知っているけれどやれない人をやれるようにするのが「マネジメント」なのです。
 
現実として多くの親御さんは
「なぜ勉強するのかをわかっていない状態の子」にマネジメントしようとするから、
うまくいないのです。"
 
一人の父親として、
一人のボイストレーナーとして、
様々な現場では、
自分より知識のない人に対して、
何処かで学んだものをただ、
与えるだけの教育よりも、
 
マニュアルのないマネジメントが、
求められる事が本当に多く、
そこにいつも悩まされてる。
 
頭で分かってても、
行動しない人を促すには、
 
まずはその人の深層心理を理解し、
スムーズなコミュニケーションが成立する、
関係をコツコツと作っていかなくてはならない。
 
その上で言葉を慎重にチョイスして、
トーンやタイミングも判断して、
会話をしなくちゃいけない。
 
それでも十人十色。
 
以前上手くいった方法を試しても、
次も上手くいくとは限らない。
 
昨日のニュースで、
ある男子高校生に先生が、
「ピアスをはずせ!」
って言っても外さなかったその生徒を、
殴ってる映像が流れていたけど、
 
他の生徒の証言では、
ピアスを外せ外さないの口論を、
今まで何度もして来たらしい。
 
心理学者「ジャック・ブレーム」は、
人は命令されると抵抗したくなる事を、
心理的リアクタンス」と言った。
 
この先生のような、
暗記だけの試験に合格し、
知識を与える教育は出来ても、
生身の人間とコミュニティを構築していく、
マネジメントが出来ていない先生は多い。
 
経験としてマネジメント出来てた先生に、
僕は今まで学校で出会った事がない。
 
だからこそ、
教える立場の今僕は自分自身に、
 
「目の前の人には命令をするな!」
 
と言い聞かせてる。
 
あっ!
 
これだと命令したくなってくるか笑。
 
ってな訳でこのブログのタイトルを、
こんな感じにしてみました。
 
先生じゃないのに最後まで読んだ人は、
心理学を駆使されてる、
テレビショッピングなどにはくれぐれもご用心笑。