1人じゃもう生きられない強さ

｢FUNKIST｣さんの、
全国ツアーのゲストとして、
一昨日横浜の｢B.B.STREET｣に、
｢ロッカトレンチ｣の｢山森大輔｣さんと、
出演させて貰った。

｢FUNKIST｣さんを、
初めて見てからのこの3年間、
僕等はこの日を目標にしてきたと、
言っても過言ではないぐらい、

｢また来たいライブ｣って何やろう、

｢また聞きたい曲｣って何やろう、

｢また会いたいミュージシャン｣ってどんなんやろう、

｢ただ涙が勝手に流れる唄｣って何やろう、

ってずっとずっと考えてた。

｢FUNKIST｣さんのライブを理想として、
でも｢カケラバンク｣ならそれを、
どう表現するか、表現出来るか、
表現したいかをずっと弘と考えてた。

この7人の背中を、
ずっと見ながら走ってた。

だから一昨日のライブ後に、
ボーカルの西郷さんから、

｢幹也君は、

音楽の神様が、
生まれてくる時に、
魔法のステッキで、
音楽の力を与えた、
選ばれし1人なんだなぁって思ったんだ。

だから音楽やめちゃダメだよ。｣

って言って下さった時、
涙を我慢するのに必死だった。

また音楽を辞めれない理由が出来てしまった。

また1人新しい唄を聞いて欲しい人が出来てしまった。

きっと、

強くなるって事は、
1人で生きられる事を、
言うんじゃないんやなって思った。

強くなるって事は、
1人じゃもう生きられないようになるって事なんやろうなって。

大切な人からの、
心からの励ましが、
僕の昨日まで限界だと思ってた場所を、
いとも簡単に消してしまったから。


～櫻井幹也～