歌う事は歌わない事 | カケラバンクオフィシャルブログ「先の見えないこの時代で」Powered by Ameba

歌う事は歌わない事



憧れの「林明日香」さんと、
先程1時間半にも渡って、
対談をさせて貰った。

プロになったきっかけ、
プロの厳しさを知ったきっかけ、
プロを貫こうと決意したきっかけ。

弱冠23歳にして、
間もなくデビュー10周年を、
迎えられるだけあって、

「あぁそれメチャクチャ分かります!!」

って共感を沢山させて貰った。

その中でも、
明日香さんの、

「歌う事は歌わない事。」

って言葉に僕は、
何度も何度も頷いた。

「口で歌ってる時点では、
本当の意味で唄を歌ってない。

本当の唄は口で歌わずに、
体中から感情を排出する事。」

いつも僕等も、
同じような事を思っていた。

だから冗談抜きで、
ライブハウスのリハーサルで、
マイクを口だけじゃなく、
背中やお腹や足の前にも、
立てて欲しいと音響さんに、
言いかけた時もあった。

実際生音ライブをする度に、
会場に居た何人かから、

「いつもと声が違ってました。」

って言われる。

それは多分声や感情が、
皮膚や汗腺からも出ていて、
それをダイレクトに感じたからだと思う。

それを明日香さんは、

「生音ライブは声にさわれる。」

って表現された。

そう、
目には見えない、
「声」という「感情」にさわれるのが、
生音イベントの醍醐味だと思う。

先月は「千綿偉功」さんと、
昨日は「玉城ちはる」ちゃんと語り合った。

これで1/17の、
「暗闇トリップ」は、
史上初めて全共演者さんと、
事前に何時間も感性の共有をさせて貰った。

きっと、
今まで感じた事のない、
「暗闇トリップ」になるだろう。

四隅のミュージシャンと、
その場に居る皆の感情が、
皮膚や汗腺からまるで、
湯気のように立ち上り、
会場の上空で溶け合って、
融合する瞬間を最後迎えると思う。

ライブ終了後、
言葉にせずにただただ、
強い握手を満面の笑みで、
皆としているだろう。

そんな想像をしてたら、
部屋のカーテンが少し揺れた。

僕の「嬉しさ」が、
体から少しだけ漏れたのかもしれない。


~櫻井幹也~



※この対談の模様は、
1/17からのライブ会場で、
配布開始予定の「カケラバンクプレスvol.18」に掲載致します。


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●お蔭様でソールドアウト!!●

【カケラバンク×晴れたら空に豆まいて共同企画
暗闇トリップvol.5~生音でバトンタッチ~】


会場の四隅に四組の、
アーティストが陣取る。

灯りは各アーティストの前に、
設置された4本のキャンドル計16本のみ。

その中で一曲ずつ生音を、
バトンタッチして行く。

その都度キャンドルライトが一本ずつ消える。
四週し終えた時そこは真っ暗闇。

その中で歌を聴いた時、
あなたは何処にトリップしますか。


[共演]千綿偉功/林明日香/玉城ちはる
[日時]2013/1/17(木)
[時間]OPEN:18:30/START:19:30
(オープンからスタートまでの時間で
「特別暗闇フード」も御用意してあります)
[場所]東京・代官山「晴れたら空に豆まいて」
( http://mameromantic.com/ )
※当日はチケットの有無に関わらず、
到着順に整列して頂き入場して頂きます。