Boys Be Ambitious | カケラバンクオフィシャルブログ「先の見えないこの時代で」Powered by Ameba

Boys Be Ambitious

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「願いを実現させる方法は、
“自分を信じる”という事です。」

たったそれだけ?
全校生徒がじっと固唾を呑んでこっちを見ていた。
400人中390人程がマスクをしている異様な光景が、益々異様な感じになった。

クラーク記念国際高等学校で今日文化祭のトップバッターとして出演させて頂いた。

1.フタリ
2.手をつないで
3.ありがとう
4.Song for you
5.夏色(カバー)
6.Let's go

ライブ前司会の生徒さんが
「新型インフルエンザ感染予防の為、皆さんマスクを着用して下さい。」
そうアナウンスするものだから、俺ら二人もマスクを着けて登場した。
マスクでみんなの表情が一切分からなかったけど、多分笑ってくれていたと思う。

「Song for you」で、日直のような気持ちを思い出したから、生徒さん保護者の方全員に起立して貰った。
テンションを上げた生徒さん10数人がステージに登らんという勢いでステージ前に駆けつけて手拍子をしながら踊りまくってくれた。
2月の香港での1000人ライブを思い出した。
いや、香港の熱気なんて比じゃないぐらい、みんなが肌で細胞で音楽を感じてくれていた。

そして、せっかくの文化祭だからって事で、
生徒さん二人をステージにあげて、横浜だけに「ゆず」をセッション。

最後は、世界最高齢75歳でのエベレスト登頂を果たした校長先生がいる高校だと言う事で、夢と挑戦について少し話しをさせて貰った。

「10年間やって来て見えてきたものがあります。
みなさんに夢があるのならそれに向けて、ない方はこの先見つけた時、とにかく諦めずにやり続けて下さい。
そして自分を信じて下さい。
でも、自分を信じようと決意した二日後には、自分を信じれなくなる事がこの先何度もあると思います。
その時に、僕は曲を作って自分に、そして誰かにその想いを伝えて、もう一度自分を信じようとするんです。
そう、何度でも自分を信じたいから。」

自分を信じる事の難しさと大切さ。

それがどれくらい伝わったかは、
ライブ後に、なけなしの千円札をクシャクシャに握り締めてCDを買い求めてくれた20人近くの高校生のマスク越しの目頭の笑顔に表れていた。

「Boys Be Ambitious~♪」

「Song for you」の間奏で俺は何度も何度もメロディを付けてアドリブで歌った。

16歳の頃に戻って俺は何度も。

ライブ後、楽屋で大きなくしゃみをした。

あれ?新型インフルエンザか?

いや、違う。
花粉症に間違いない。

俺は自分を信じてみた。

~桜井モトヤ~


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【カケラバンクニュース】

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http://www.unicef.or.jp/osirase/back2009/0910_10.htm