新年が明け2020年1月13日の朝に突然視界が全て二重になり、1人での歩行が難しくなる。
今までに経験したことの無い状態に不安が募り息子に連絡をし、救急車を呼び夫の亡くなった総合病院に搬送され、胸のレントゲン撮影、MRI検査を受けるも異常が見つからず自宅に戻る。
その夜に娘が駆けつけてくれ、翌日は様子をみることにしたが目の見え方が悪化し、手足の動きも鈍くなり、1人での歩行も困難になっていたので15日の午前にもう一度同じ病院の脳神経内科の外来を受診しギランバレー症候群またはフィシャー症候群と診断される。
聞きなれない病名に戸惑いこれからどうなってしまうのかと不安になるのと診断が下り治療を受けられるんだという安堵感のようなものが入り混じっていた。
10万人に1人の割合で罹る疾患で上気道炎がきっかけとなり、免疫力が落ちてしまい自分の免疫が末梢神経を攻撃してしまうという病気。
初日から免疫グロブリン大量静注療法(免疫力をあげる)と言われる点滴を5日間投与する。