話が前後しますが夫の両親とは結婚してからずっと同居で義父は20年くらい前に他界。おとなしい人でしたが私が義母と喧嘩した時は手紙を書いてくれたり、長男を出産し初めて産院に来た時は私の部屋に入るなり涙ぐんでくれる優しい父でした。
義母は私からの目線ですがお嬢様気質でプライドの高い人。脚が不自由で何処へ行くにも私や父の運転を当てにしたり何事も努力しない人。
私は実母との関わりの経験がなく、精神的に実父にも頼らず生きてきて、義父母にも頼れなかった。自分は人に頼れない運命を持ち合わせているんだと思うようになっていった。
脚の不自由な義母は晩年は介護認定を受けデイサービスやヘルパーさんを頼るようになり、東日本大震災から有料老人ホームへ入居した。
私は嫁の義務感から通院の付き添いや食事作りをしてきたが最後まで好きになれなかった。なので下の世話だけはしたくなかった。
義母は夫が亡くなった2016年の3月に88歳で他界した。夫は義理の妹より落ち込んでいた様子でその5ヶ月後に後を追うように逝ってしまった。