最後の再発で担当医から見放されても家族としては受け入れられず本人とも話し合ってセカンドオピニオンを受けることにした。
認知機能が衰えてきている夫の意思を確認し、神奈川県県立がんセンターで受け入れ可能となり最初に受けた抗がん剤と違う抗がん剤の治療を受けることになる。
3クールの治療予定で、1クール目が5月下旬から投与が始まったものの虫歯が原因で敗血症を起こしかけ、意識が朦朧とする中口から便まで吐き散らす状態で31日に危篤状態に陥り家族が集められたが何とかもち治して峠を越す事ができた。
今まで知らなかったがんセンターの平日の外来患者数は1000人。私が不安定になり看護師さんに励まされることもあった。
がん患者を抱える家族も患者になる…この言葉の意味がよくわかった。
夏の暑くなり始めた頃で娘も体調が悪く片道2時間近くかかるがんセンターまで2往復したり自分自身も疲れていたけどそんな事言っていられない状況だった。