晩媚と影
2周目も最終回を迎えました。
1周目はストーリーを追うのが精一杯だったけど、2周目は登場人物達の気持ちが痛い程伝わってきて、ぎゅぎゅぎゅと胸を締め付けられた。

晩媚と長安
姹蘿と刑風
そして、若様と月影
このドラマは、三つの「主と影」の物語と言って良い。
そしてそれぞれが、それぞれなりの結末を迎えました。

1 晩媚と長安
長安が息絶えるシーンがなく、あくまで刑風の供述のみの描写で、本当に長安が死んだかどうかは視聴者の想像に任せるというミステリー⁉️エンドが発動。
これはいかん。
最終回でやって欲しくない第一位。
純愛を貫いた結末が、リアルスキン100%な扇一枚のみ。
しかし、視聴者には僅かな希望を抱かせるシーンを最後にチラ見せする憎い演出。
杏の木の下に長安が!?
長安が!?
まさか長安が!?
い、い、い、
…………
…………
いないえーん
いないんかーいパンチ!
ここまで引っ張っていないんかーい⁉️
二周目だけど、叫んでおきました。

自分のHPを引き換えに、仲間を蘇らせる「メガザル」という呪文がドラクエにあるが、長安は最後にこの呪文を唱え、死んだ。刑風は残念ながらザオリクを覚えていなかったので、長安の蘇生は無理だった。刑風はバラバラに砕けた長安を晩媚に見せるのは忍びなく特殊スキルを発動し、長安の皮で扇を作ってあげたのでした。
(完)

現実逃避❗️
脳内が現実逃避しとる❗️

はぁー刑風が賢者だったら救えたかも…
残念ながらバトルマスターだったのよね、彼。
ドラクエの呪文に詳しくない方はSiriに聞いてみて下さいえーん

2 姹蘿と刑風
刑風は終盤、主人公と言っても良い位の存在でした。
彼を理解するのはとても難しかった。
晩媚と長安に若き日の自分と姹蘿を重ねていた。
だから二人を助けた。
ここまでは何となくは理解できる。
でも長安は結局助かっていない。
刑風はどんな意図で「助ける」と言ったのだろう。
姹蘿への愛ゆえに暴走を止めたかった。
だから晩媚を勝たせた。
単純に考えればそうだけど。
結局、刑風は晩媚に代償を支払わせたかったのかなと思う。
長安を拷問にかけない事も刑風ならできたはず。
でもやった。
この状態で長安が晩媚に気を渡せば死ぬと分かっていてそれをやらせた。
愛する姹蘿を殺させる代わりに、晩媚の愛する長安も奪う。
命の代償は命でしか償えないからだ。
姹蘿の命も長安の命も、重さは同じ。
どんなに極悪人であっても命は一つしかない。
優越などない。
刑風なりの敵討ちをしたのかも知れない。
それにしても哀しい二人だ。
来世で結ばれる事を祈らずにはいられない。

3 若様と月影
ビックリしましたね。
月影が若様から離れるなんて。
若様も驚いた顔してました。

月影はとうとう若様を見限ったのかしら?
違うよね、多分。
若様に天下をとらせる為の後宮入りだと私は思ってます。
史実でも若様は皇帝になってるしね。

若様と、月影と、晩媚。
ドラマではその後の事には触れてないから想像しか出来ないけど、この三人は繋がり続けたのではないか。
三人が三人共、幸せにはなれなかったけど、
若様は天下泰平を。
晩媚はキカク城を。
月影は若様を。
守るという使命がある。

愛のない世界では正気ではいられない。
それは晩媚だけでなく、若様も月影も同じではないか。
だけど、それでも精一杯歩き続けたと私は思う。

若様の最終カットが美しすぎ。
このドラマで一番好きなシーン。

幸せな結末じゃなくても、人は生きていかなくちゃならない。
ハッピーエンドじゃないからこその、この余韻なのかなと感じてます。

なんか今回は支離滅裂になってしまいました。
意味不明だったらごめんなさい。

ではまたパー