生命力 | 家系学 人生100年計画

家系学 人生100年計画

悠久な歴史を背景に誰もが力強く生きれたらと家系調査と講演活動を展開。
先人達は自らに課せられた人生脚本を背負い果敢に生き抜き偉大な言葉を残しました。
私達も歴史の主人公として受け取った脚本を更新し永続的発展の脚本を残しましょう。

『清浄な力』

東寺の中央に建立された立体曼荼羅の講堂には

空海が解かれた世界観が凝縮されています。

無条件の慈悲と無限の叡智を説く為の講堂でもあります。

先ず、講堂に入って直ぐに『梵天』が奉安されており

出口に『帝釈天』が奉安されています。

2つ合わせて『梵釈』と言われますが

『梵天』は、『清浄』を意味し、

『帝釈天』は、『生命力』を意味します。

この二つの並びを次のように理解しています。

それは

人の本性は、絶え間なく『清浄』を求めている事

その清浄を『求める力(生命力)』に勝るものはないという意味です。

そして

『梵天』の台座は泥水でも飲み尽くす『ガチョウ』

『帝釈天』の台座は大乗を意味する白い『ゾウ』

これは『清濁併吞』と『万象に及ぶ叡智』を意味し

すでに私たちは慈しみの中にいる事を表しています。

 

他力を思わせる一方で

帝釈天の手には

金剛杵をもっている

これは清浄とは真逆の不浄を立つ道具です。

金剛杵は雷を放ち、衝撃を与えますが

その受け止め方によって清浄化するという意味もあり

私達は、命を輝かせる為に、相手を通して自ら変わるという自力の側面も必要であるという

意味が込められています。

 

問題のない家系も家族も存在しません。

私達はこの背負った命のバトンを

いかに輝かせるかという大切な立場にあるのだと理解しています。