「てくてく北九州」でポポラート三番街が紹介されました。 | 小倉中心市街地イベントニュース

「てくてく北九州」でポポラート三番街が紹介されました。

「てくてく北九州」2012年7月15日 第36号 西日本新聞北九州本社


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 雑貨作りが趣味だったり、木工が得意だったり。これまで自宅でひっそりと創作活動を行っていた人々が集う「ポポラート三番街」には、感性豊かなクリエーターたちの静かな熱気が溢れています。


 リノベーション(改修)の手法を用いて入居者の家賃を抑え、意欲を持つ若者の力を街へ呼び込もうと取り組みを続ける中屋ビル。1年前に開業した商業施設「メルカート三番街」、集合オフィス「フォルム三番街」に続き、今年4月には服飾、小物やアクセサリーの集合アトリエ兼ショップ「ポポラート三番街」がオープンしました。ポポラートとはイタリア語で「人々が集う場所」を意味します。


 「北九州には多くのクリエーターがいるのに短期間のイベントに出展するだけでみんな自宅に戻ってしまう。これらの作品や創造力を、継続的に発信できる環境を作りたかった」と語るのは、ビルの家守(管理人)を務める嶋田秀範さん(59)。しかし、手作り作家は20~40歳代が中心でOLや主婦なども多く、1人で出店するにはお金も時間も足りないのが共通の悩みでした。そこでポポラートでは、それぞれの状況に応じたコラボ出店や省スペースを提案。複数人でスペースを共有し、交代で店番をすれば、家賃も時間もみんなで分担できます。


 その結果、今では20店舗、54人が扉のないアトリエの仲間に。イベントで会ったお客さんが訪ねてきてくれたり、多彩なジャンルの作家同士が刺激し合って商品の幅が広がったり、オーダー品の注文が増えたりと、その効果も多方面に拡大中。手作り作家の募集はまだまだ続いており、今後の展開が楽しみです。(中川原 文)