タウンマネジメント魚町の苦悩(3) | 小倉中心市街地イベントニュース

タウンマネジメント魚町の苦悩(3)

タウンマネジメント魚町の苦悩(3)


 タウンマネジメント魚町の資本金は、魚町商店街振興組合が300万円、魚町一丁目商店街振興組合が200万円出資して、資本金500万円の株式会社としてスタートしました。


 以前、某協同組合から100万円を出資したいととの申し出があったのですが、協賛金に振り替えてもらいました。今のところ、魚町(魚一)商店街以外からの出資は、独立性確保の観点から、私が代表取締役の間は受け入れる予定はありません。


 某3セクまちづくり会社は、出資を受けるにあたり出資金を毀損しないようにという条件を受け、資本金を事業に使用することができないと聞いています。


 そもそも株式会社に出資をするということは、それを活用して事業を行ってもらい、配当を受け取ることを想定していると思いますが、株式としての出資と組合への出資ということが本質的に分かっていないのではないか思います。


 単なる出資者である株主と共同運営者である組合員というという出資の立場の違いが分かっていないので、出資者だから事業に協力しなければならないという意見も出てくるわ訳です。


 株式会社にあるべき資本と経営の分離が意識の上でもできていないのです。


 タウンマネジメント魚町に話を戻すと、株式会社ですから、資本と経営の分離ができていないければならないのですが、実際は組合と同じような意識に基づいて経営されています。


 私自身は、魚町商店街振興組合の副理事長及び魚町一丁目理事長並びにタウンマネジメント魚町の代表取締役として、営業に飛び回り、市役所にお願いし、ビジョン広告の撮影に立会い、ビジョンの電球交換を手伝い、役員会を主催し、報告書を書き、事務処理を掌り、資金繰りに頭を悩ませているのですが、タウンマネジメント魚町の他の役員はそれほどではありません。


 ということで、ある時期、一切の魚町関連の役員・役職を退き、一切の付き合いを断った後の楽しみを糧に活動している今日この頃です。