先日私は、名古屋ガイシホールであったPerfumeのコンサートに参戦してきました！
Perfumeの３人はテレビで見るよりもとっても可愛くって、ますます憧れの存在になりました♪
そして２４日には今度は掛川花鳥園の近くのエコパアリーナでも公演があります！
私はエコパのチケットはゲットできなかったのですが、参戦予定の皆様、ぜひぜひ公演までのお時間は
掛川花鳥園でお過ごしください！
そしてもうひとつ、３月４日には千葉県の野田市で開催された猛禽類イベント「フライトフェスタ２０１２」に
遊びに行ってきました！
全国から猛禽類飼育者の皆さんやカメラ好きの方々がお集まりになっておりました。
ハリスホークの飛行タイムトライヤルや、ハヤブサのパスの回数を競う競技を観戦して大興奮しておりました～
写真はこのブログをいつもご覧頂いている魔黒。さんとベンガルワシミミズクの大和(やまと)ちゃん（左側）、
それからけだものさんとワシミミズクの零(れい)さんです！
どちらもとっても大人しいイイコちゃんでした♪
それからお写真は無いのですが、カラカラ飼育経験者のbuboさんにも貴重なお話を伺うことができました。
フライトフェスタでお会いできました皆様、ありがとうございました！
さて、先日もお伝えしましたが、３月７日の早朝にメンフクロウのロックちゃんが永眠しました。
亡くなる前１カ月ほどの間、病気のため手術をして、闘病していました。
今日は闘病中の様子などお話しできたらと思っておりましたが、よく考えたら、
あのプライドの高かったロックちゃんが、弱った姿を見せるのは嫌なんじゃないかと思いましたので、
今日は皆様と一緒に元気だった頃のロックちゃんを振り返りたいと思います。
あれもこれもと紹介したい写真がいっぱいあって、かなり字が多く長くなってしまいそうです。
どうぞ最後だと思ってお付き合いをお願いいたします。
ロックちゃんとの出会いは、約８年前にさかのぼります。
ロックちゃんは掛川花鳥園が開園して一番最初に誕生したメンフクロウです。
当時のフクロウスタッフの松本さんらによって卵から育てられました。写真のどちらかがロックちゃんです。
私が入社したその日、スタッフルームの隅っこで丸太の上にちょこんと乗っている、うつむいたメンフクロウがいました。
「あの子はどうしたのですか？」と当時の上司に聞くと、
「兄弟がみんな死んでしまって、ショックだったのかごはんを食べなくなっちゃったんだよ」と言われました。
かわいそうに、と思いました。それがロックちゃんです。当時は名前もまだありませんでした。
ごはんを食べない、ちょっとひねくれた子、そんなわけで、五番目に産まれたため「メン５」と呼ばれていたこのフクロウは、
「ひねくれて５じゃなくてあえて６、だからロックにしよう」と、名前が決まりました。確かそんな記憶があります。
そんなごはんを食べないひねくれひとりぼっちのロックの元に、加茂花菖蒲園の永田さんのうちで育てられていた、
茶色いメンフクロウがやってきました。
するとロックはごはんをパクパク食べるようになりました。寂しかっただけだったんですね。
ロックよりも茶色いメンフクロウは、顔が濃いように見えたので、平井堅さんからとってケンちゃんと名付けられました。
それからケンちゃんとロックちゃんは８年間ずっと一緒でした。
あまりに仲が良く、交尾行動も見てとれましたので２世誕生を期待しましたが、のちに２羽とも女の子だと判明しました。
仲良しの２羽の記事はコチラ→http://ameblo.jp/kakegawakachoen/entry-10847693520.html
この写真は今年の新年のご挨拶用に撮影したものです。私個人も友人や親戚への年賀状としても使用しました。
つい最近のことなのに、なんだかとっても前のような気がします。
なお、ケンちゃんを心配されるお声をたくさんいただいております。
少し大人しくなったような気もしますが、元気にしておりますのでご安心ください。
闘病中から、ケンちゃんとロックちゃんは別居になりました。ですのでケンちゃんは、
「ロックちゃんとは一緒にいられない」ということがうすうすわかっていたのかと思います。
ロックちゃんの遺骸と少しの間一緒にしてあげました。
いつもするみたいに、ロックちゃんの頭をちょんちょんつついて羽繕いをしてあげると、
少しして下を向いて目を閉じてしまいました。
ケンちゃんなりのお別れが済んだようでした。
それから２歳～３歳頃はケンちゃんと一緒に当時今の喫茶エリアでおこなっていたショーにも出演しました。
スタッフ一人の左腕一本に、２羽一緒に飛んできて綺麗に乗りました。仲がいいから出来るショーでした。
やがてイギリスからギャリーさんがやってきてショー会場が屋外に移るとともにショーは引退しました。
フクロウのシッティングゾーンでこのように、丸太の穴から顔をのぞかせている姿がここ数年はおなじみでしたね。
５歳をこえた頃からでしょうか。もともとプライドが高くひねくれものだったロックですが、さらに磨きがかかりました。
特定のスタッフしか受け付けなくなったのです。やがてその範囲はだんだんと狭まり、
この約２年ほどは私以外のフクロウスタッフに触られるのも駄目になってしまいました。
私には顔がくしゃくしゃになるほど触らせてくれるのに、他のスタッフには飛びかかる！かみつく！ひっかく！
特に寝室とふれあいゾーン間の行き来は大喧嘩しながらといった感じでした。
そんなわけですので、ここ１年ほどは私がロックを担当することが多くなりました。
ということもあり、プロとして担当する鳥たちに順位をつけるのはいけないことですが、
私はロックのことがどのフクロウよりも、どの鳥よりも大好きでした。
去年のハロウィーンの時に撮った写真。
一般的になんだか怖いメンフクロウですが、真っ白な顔に大きな黒い瞳、ロックちゃんは本当に可愛いメンフクロウでした。
今までに出会ったすべてのメンフクロウの中で、一番の美人さんだと思っています。
昨年の夏に開催したＫＫＥ４８総選挙では第２３位になりました。
ＫＫＥ４８総選挙の記事はコチラ→http://ameblo.jp/kakegawakachoen/entry-10977483630.html
年が明けてから、ちょっとずつロックちゃんの体に異変がありました。
それでもロックちゃんは元気に頑張っていました。
バードスタッフの山本さんが退職することになり、記念アルバム用に山内さんが２月に撮ってくれた写真。
これが、２人で一緒に写っている最後の写真になりました。
あはは、ロックちゃん嫌そうですね。
それからしばらくして、ロックちゃんは私達のもとから旅立って行きました。よく晴れた日の朝でした。
多くの人に愛されていたロック。Twitterなどにいただいたコメントもすべて拝見しました。
献花台はいただいた多くの花束でとても賑やかになりました。
ご来園いただいた方はもとより、宅配便で送っていただいた方もいらっしゃいました。
本当にありがとうございます。
それからなぜか５０円がお供え？してある日もありました。
ロックちゃんに代わって東日本大震災の義援金ボックスに入れさせていただきました、ありがとうございました。
お問い合わせもいただいております期間についてですが、
献花は今月いっぱいは受付けたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
もっとロックにしてあげたいことがありました。
あの時ああしていればよかった、Perfumeのコンサートもフライトフェスタも行かずにロックについていればよかった、
前の日休みだったけど会いにいけばよかった、亡くなる日の朝もっと早く出勤すればよかった、などと
後悔ばかりしています。
このまま病気がよくならずに、シッティングに復帰できないならば、細川獣医師に頼んで私が引き取ろう、
そう坂山さんにも話していた矢先のことでした。
あれから１０日以上も経つのに、いまだにロックを思い出しては泣いてしまう私ですが、いい加減ロックに
「まったくいつまでメソメソしてんのよ！っていうか重いんですケド！」
なんて怒られてしまいそうです。
しかし、終わる命もあれば、新たな命もあります。
今年は掛川花鳥園では３羽のメンフクロウが誕生し、２羽は別の施設へ、
そして一番最初に産まれたリュウが当園に残りました。
リュウの産まれた時の様子はコチラ→http://ameblo.jp/kakegawakachoen/entry-11135422944.html
また別のペアが抱卵中なので、もっと増えるかもしれません。
現在そのリュウはこんなに大きくなり、雨天時ショーデビューを目指しトレーニングに励んでいます。
ロックちゃんに似た白っぽいメンフクロウに成長しました。お父さん似です。
ロックちゃんよりも目が小さくて、なんだか笑ってしまいます。
でもときどき「ロック！」と呼んでしまいます。リュウに失礼なので気をつけないといけませんね。
それから現在、ロックちゃんが出演していた、フクロウを乗せてみようの１５：２０枠は、
アカアシモリフクロウのアモちゃんが務めてくれています。
ロックちゃんに負けないくらい可愛いので、人気者になってくれることでしょう。
フクロウを乗せてみよう→http://www.kamoltd.co.jp/kke/fukurou_wo_noseru.htm
大好きなケンちゃんと一緒にいられて、皆様に愛されていたロックはとても幸せだったと思います。
お一人でも多くの方の記憶の中にロックが残ることが私の願いです。
長い記事を最後まで読んで頂いてありがとうございました。
来月からはまた明るい話題をお届けできるように頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
おまけ
トレーニング中にふれあいゾーンにある大きなジャスミンの樹のてっぺんまで行ってしまったリュウ。
まぁこんな日もあります。
（この後ちゃんと自分で河合さんの腕まで降りてきました）
★★★★★★お知らせ★★★★★★
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ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い致します。
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