フラミンゴミルクとは? | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
6月25日こんにちは、バードスタッフ石山です。
毎日雨が降っていますが、温室内は雨天に左右されず鳥たちと楽しい一時が過ごせますよ!

さて今日は水辺の鳥ふれあい広場から、フラミンゴについてご紹介します。
こちらのフラミンゴは、馴れているため手からごはんをあげることができるんですが、一緒に写真を撮ることもできるため、このゾーンのちょっとした人気者なんですよ!

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そして、今日もいつもの様に鳥たちに異常はないかスタッフが観察していると、ある1羽のフラミンゴが人工芝をかんでいました。

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ガシガシと長い間噛み続けているので、様子を見ていると・・

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ドッと赤い液体が口から出てきました!

初めてこの行動に出くわすと吐血した!と驚くかもしれませんが、安心してください。
とても赤くて、まるで血ではないかと思ってしまうのですが、「フラミンゴミルク」というフラミンゴの母乳なんです。
フラミンゴはこれを喉の奥にある「そのう」と言う所から分泌してヒナに口移しで与えて子育てをするんです。

同じような例で鳩も「ピジョンミルク」という母乳を分泌するんです。
鳩の母乳は赤色ではなく真っ白な液状をしているんですよ。
フラミンゴミルクは脂肪とたんぱく質が豊富でヒナにとってはとても大切な栄養源なんです。
生まれたばかりのヒナは、体の羽は白色なので、フラミンゴミルクの赤い色素を吸収することによってピンク色の綺麗な大人のフラミンゴへと成長していきます。
そしてそのうはメスだけでなくオスにもあるのでオスも子育てに参加するんです。

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ここで、フラミンゴミルクに触ってみたくなったスタッフは、1つかみ・・・
感触は弾力があってプルプルで子供の時に作った「スライム」を思い出しました。
「スライム」って?と思われた方はゼリーのようなゼラチンの感触と似ていると思っていただければと思います。

今度フラミンゴを見かけた際は、人工芝をかじっていたらもしかすると、フラミンゴミルクを出す瞬間に遭遇するかもしれません!

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最後にフラミンゴミルクとは関係ないのですが、一本足で立つフラミンゴではなく、めずらしく座っているフラミンゴの写真です。
脚が折れているようにも見えるかもしれませんが、人とは逆方向に関節が曲がるんですよ!
ご来園の際にはフラミンゴにも会いに来てごはんをあげてみてくださいね!


スタッフからのお知らせ!
6月27日(日) 29日(火) 7月1日(木) 2日(金) 6日(火)
上記の日はハクトウワシ・ハヤブサはショーをお休みします。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。


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