ムサシの今 | フクロウ,インコ,ペンギンと遊ぶ掛川花鳥園ブログ
5月16日 こんにちは、バードスタッフ小澤です。
季節の変わり目で、体調を崩すスタッフが増えています。
まだまだ夜は涼しい日もありますので、皆さんも気をつけて下さいね。

さて、今日は1羽のフクロウをご紹介します。
最近、開園当時に掛川花鳥園にお越しいただいたことのあるお客様が、またご来園されるということが多くなっています。
「変わったねー」とか、「前はフクロウショーがここであったよね」とか、いろいろお話しいただく中で、「ショーに出ていたムサシくんはどうしていますか?」と聞かれることがあります。
そんなわけで、今日はトルクメニアンワシミミズクのムサシをご紹介します。

むさし

トルクメニアンワシミミズクのムサシは、今年7歳になります。
当園は開園して今年で7年目ですので、産まれて数ヶ月のときに当時の温室内でのフクロウの飛行調教で活躍していました。
当時のスタッフとムサシです。当時はまだショーと呼べるものではなく、ひもをつけて温室内で5メートルほどを飛ばしていました。
今はこの場所には喫茶スペースなどがありますね、ずいぶん様子が変わったのもおわかりいただけるかと思います。

ムサシ

こちらが、当時大温室の花の下でシッティングしていたころのムサシです。
飛行調教から温室内でのショーに変わり活躍していたころですね。
まだギャリーさんの来日前ですので、一日3回温室内でフクロウショーをおこなっていました。
ショーの後はふれあいで腕に乗せてみようもこなしました。

ムサシ8

やがてギャリーさんが来日され、外でフクロウを飛ばす技術を学びました。
ムサシも鷹匠ショーの一員として活躍しました。

しかし、ベンガルワシミミズクたちと比べると、どうも波があるというか、
調子のいいときと悪いときの差が激しく、安定しない子でした。
ほどなくしてムサシはショーを引退、ベンガルの後輩たちにその座は譲りました。
そんなムサシは今は…?

ムサシ3

展示室の一部屋で暮らしています!
当園にはトルクメニアンワシミミズクはムサシだけしかいません。
世界のフクロウ展示室の、貴重な1種類としてご覧いただく重要なお仕事をしています。

ムサシ1

じーっと何かを見ています。しばしばこの角度で物を見ています。
何を見ているのかというと…

ムサシ2

ムサシの目線です。長屋門から受付の外が見えるんですね。
明るくてよくわかりませんが、たくさんの走る車を眺めたり、遠くに見える散歩に来たワンちゃんを見て警戒したりしています。

現在はショーも引退し、おなかいっぱいごはんを食べているため、スタッフの腕に乗ったりはできません。
しかし、ときどきこうしてスタッフと遊びます。



とっても柔軟な首の動きです。何をしているのでしょうか?



スタッフの投げるぬいぐるみを見ていたのですね。ちなみにぞうきんが一番のお気に入りです。
そういえば昔温室内で飛ばしていたときも、よくぞうきんをつかんで持ち逃げされていたっけ。

こんなわけで、ムサシは今でも元気に暮らしています。
ちなみに最近おこなった性別鑑定でメスだという結果がでました。
展示室にお越しの際は、ムサシにどうぞ声をかけてあげてくださいね!




スタッフからのお知らせ!
ショーに出演していたシロフクロウのハリーは5月16日より夏季休暇に入りました。
また涼しくなったらお会いしましょう。

5月17日(月) 18日(火) 19日(水)
上記の日はハクトウワシ・ハヤブサはショーをお休みします。
その他の日も鳥の状態やご機嫌、天候によりショーの内容が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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