北の国から・・・
見始めました。
フジテレビがなかった青森では、
夕方のよくわかんない時間に
時折放送されていた「北の国から」。
昔は、田中邦衛演じる五郎の
急に機嫌悪くなる感じとか、
純のこずるい感じが、
自分の家族とかなりかぶって見え、
大嫌いなドラマでした。
でも、大人になって、青森を離れてから
大好きなドラマになった。
もちろん、懐かしさや、スローな暮らしに憧れたりとか
そんな気持ちからかもしれないけど。
何度となく見返していて思うこと。
人はふるさとを離れては生きられないんだという事。
生まれて育った環境や、人とは離れられないんだという事。
東京で、地下鉄の乗り継ぎをいかにも慣れた顔してやってても
青山通りを闊歩してても、
北風にぴゅ~と吹かれた時、やっぱり私は青森の事を思い出し、
青森で暮らす家族のことをあれこれ案じてしまう。
知らないうちに肩に、背中にふるさとをしょって人は生きているんだなと。
このドラマを見る度に、
自分が今立っている足元をちゃんと見ろ!と
言われているような気がします。