誘惑 | まきばちゃんのブログ

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日々の気ままな日常を書いていきたいと思います。

私を誘惑する本。

それは
『街とその不確かな壁』
村上春樹さんの小説です。
めちゃくちゃファンて訳ではないけれど小説は殆ど読んでいます。

毎回発売される度に村上春樹さんの本に吸い寄せられて手に取りお会計に持っていってしまうのです。

また買ってしまいました。




何故なんだろう。

前回の小説から何年ぶりかの長編小説です。

読み応えのある分厚い本。

あー、なんかきたデレデレ
遠足の前の日みたいなワクワク感が・・・

クリスマスプレゼントのリボンを開ける前の期待感が・・・

何でこんな気持ちが湧いてくるのかしら?


多分私は村上春樹さんが創った小説の世界へと旅をしに行く感じなんです。

はじめて読んだ村上春樹さんの小説はノルウェーの森でした。
19歳の時だったと思います。

読み終わると、気持ちが沈んでどよーーんってなりました。
この本の一体どこが良いのだろう?

なんとも言葉に出来ない登場人物たちの感情とか
それに対してどうしようもできない持って行き場のない心とか
私はこの本を読んでボディブローをくらったようなじわじわくる衝撃を受けました。

続いて・・
風の歌を聴け
1973年のピンボール
羊をめぐる冒険
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
ダンス・ダンス・ダンス
遠い太鼓
アンダーグラウンド
ねじまき鳥クロニクル
スプートニクの恋人
国境の南、太陽の西
1Q84
海辺のカフカ
騎士団長殺し
順番はバラバラだけどこれらの他に短編集も多分殆ど読み尽くしていると思います。

羊をめぐる冒険、世界の終わりのとハードボイルドワンダーランドは好きな本です。
小説の中にはよく死人が出てきます。
幽霊ね。

昔、私が見ていた夢の中にも死んでいる人が登場したことがあります。
怖いくせに会いたくなるんです。
その人たちは亡くなっているというだけで、生きている人となんら変わりがないのです。
夢は元々実体のない世界ですから、実体のないものと繋がりやすいのかもしれませんね。

一緒に温泉風呂に入ったり、学校の教室で死人が大勢で勉強したりする姿を夢の中で見ました。
彼らが一斉に私に気づくのがちょっと怖かったです。
夢ですけどね。

夢といえばこの前久しぶりに宙に浮く夢を見ました。
しかもモンちゃんのお部屋の中で、モンちゃんはキャットタワーから私を見ていました。
気持ちが良いので毎回見たいのですがなかなか見れません。

話が逸れたので戻しますね。

1Q84、海辺のカフカ、騎士団長殺しもなかなか素敵な旅でした。
国境の南、太陽の西は残酷な拷問のシーンが怖くて2度と訪れたくない旅です。
遠い太鼓はどんなんだっけ?


買った本は売ってしまい、手元にないからまた図書館で借りて読もうかな。

そして今は目の前に置いてある本『街とその不確かな壁』の
ページを開けたら旅が始まります。
脳内の幸せホルモンがドバドバと溢れ出てくる感じです。

またあっという間に読んでしまうのだろうな・・・

読んだ後、いつもなんだかなぁって感じるのはもしかしたら
旅が終わってしまったロスなのかもしれません。

ではでは
街とその不確かな壁の旅へ、行って参ります。ウインク