暗いうちから渡船屋さんから出してくれる船に乗って筏のあるところまで運んでもらいます。
月はオレンジ色でほぼまん丸でしたが、雲でぼんやりしていました。
星がたくさん見えて輝いていてそれらを眺めているだけでも気持ちよかったです。
筏に到着する頃には空が少しずつ明るくなってきました。
ゴールデンウィークなので渡船にはいつもの3倍くらいの人がいると夫が言っていました。
あっという間に明るくなります。
それぞれのグループごとに筏に乗ります。
天気が良くて風もほとんど吹いてない海ですが
船が通ると筏はとても揺れました。
この前フェリーに乗った時はせいぜい上下の揺れしか感じなかったのですが
筏は全然揺れ方が違いました。
上下より左右に揺れます。
もちろん上下にも揺れました。
筏に乗るだけでも体幹が鍛えられそうです。
この上の写真の筏と同じ筏に乗りました。
真ん中の四角い箱はトイレです。
夫に竿の持ち方や、操作法を教えてもらいながら釣りをしてみました。
餌をカーラーのような容器に入れて海の中に落として上下に竿を動かしながら餌を撒いていきます。
アジがかかったらどんな感じ?
と聞くと、「すぐわかるよ」って。
しかしどれほど繰り返しても『すぐわかるよ』はやってきませんでした。
そのうちどうにも我慢が出来なくなり
この箱でのトイレも初体験。
普通に立ってしまったらお尻が丸見えなので、マックスに着込んでいる状態から座ったままズボンを下ろさなければならなくてめちゃくちゃ大変でした。
トイレが済んだら疲れてしまって、夜も寝ていないのでフラフラしてきました。
「ちょっと休憩するね」と夫に伝えて筏の上で休むことにしました。
朝の海は寒いです。
夫が脱いだフリースやズボンやウインドブレーカーを着込んで横になりました。
私のために寝るためのマットを持ってきてくれていたのでそれを敷いて横になり爆睡しました。
揺れが寝ていると心地よかったです。
なんて気持ちの良い空でしょう。
アジを釣る予定でサビキ釣りというのをしていたのですが
アジの気配すらなく・・
周りの筏の様子を見ていても同じくしん・・としています。
途中からエギを使ってイカを狙いました。
エギを使う釣りはさっきとはまた違って遠くに投げなくてはいけません。
指に糸を引っ掛けてヒュン!
はじめて投げたら
「なかなか上手!」と夫に褒めてもらいました。
アジ釣りよりこっちの方が私は面白かったです。
それで12時までいたのですが私は何ひとつ釣れませんでした。
筏で寝てトイレしただけです。
ですが夫は私が爆睡している間にコウイカを釣り上げていました。
すご〜い❣️
家に帰り、夫が手際よく下処理して茹でたイカをわさび醤油、酢味噌、ポン酢などにつけて食べたらすご〜く美味しかったです。
アオリイカも好きだけどコウイカも好き。
今回の釣りは、夫に全てお任せで私は車に乗っているだけで全部道具やらその他の荷物も準備してもらったのに、めちゃくちゃ疲れました。
釣りって大荷物だし体力入りますね。
今回夫は、私にアジを釣らせて、それを餌にイカを釣る予定だったらしいのですがアジが釣れなかったので荷物もそれ用にたくさんになったそうです。
それでも釣りは夫が行く時いつも見ていて思うのですが、荷物用意するだけで大変だし、現地に行くだけでも遠くて大変だし、揺れる筏に乗るだけでも体力使うし、その揺れている筏の上で餌をつけたり動いたり釣りをしたりしないといけないので、相当体力ないと難しいなぁって思いました。
ですがそんな大変さを秤にかけても釣りの魅力がなんとなくわかったので今日は行けて釣りを体験できて良かったです。
夫が行っても何も釣れない日があって、
「この人釣りが下手なんじゃない?」って失礼なことを思っていたのですがそんな事はなかったです。
動きに無駄がないし余裕もあるし、めっちゃ頼れる人でした。
これからは『釣りの師匠』と呼ばせていただきます。
フラフラなので20時には寝てしまったまきばです。
今度は磯釣りがいいなぁ・・って思っています。