ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」をたまたまテレビで発見し感動 | ビバ・ビアンキのブログ

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   今週末は昨日が職場の新年会のため、滋賀行きはあきらめた。

 

 そして今日はとくに予定もなく、ゆっくり目を覚まし、朝食を取り、歯を磨き、服を着た後ピアノに向かう。

 

 妻はその間、英語の勉強で何度も質問を受けるが、ちょうどピアノを弾くには都合が良かった。

 

 なんと12時前まで3時間練習していた。

 

 今の課題は、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」と嵐の「ふるさと」。

 

 明日に架ける橋はだいぶ以前から練習をしてきたが、ちょっとハードルが高い。

 

 ふるさとはその曲にほれ込んで練習している。紅白歌合戦でも何度も品を変え歌われてきたようだ。

 

 東日本大震災にちなむ歌では「花が咲く」が有名だが、この曲は好きではない。

 

 曲が暗い。しかしふるさとをそのために作られた曲ではないらしいが、ぴったりはまる。

 

 さてアッという間に12時になったが、昼食は昨日僕が作ったハヤシライス。

 

 これは初日に食べたほうが断然うまいようだ。

 

 そして妻と散歩に出ることにした。なにせ特に女性は、骨の老化に太陽を浴びることがいいというので、最近は意識的にそうしたいらしい。

 

 しかしやや雨模様、太陽の光がどれだけ浴びれたかわからない。

 

 まあぶらぶらとフィットネスクラブの体験の仕方を聞きにいったり、阪急武庫之荘近くのオアシス併設100円ショップに入る。

 

 孫のための最近見つけた20年ぐらい前の小さな獅子舞を補修するため紙粘土を買うためだ。

 

 そしてそのまま孫たちがいる2男家に出向く。

 

 孫たち二人は会うだけで気持ちが癒され、こちらが元気になる。

 

 そして家に帰るとすでに3時半を回っていた。

 

 朝新聞番組欄で発見した「人生フルート」。

 

 これは、最近限られた映画館で上映されたものかもしれない。

 それは間違いなくそのときドキュメンタリー映画だった。

 

 津端修一さん(90歳)、英子さん(87歳)の日常を描いたものだが、優一さんは、東大を出て、建築家になり、愛知県 高蔵台ニュータウンの設計に携わる。

 しかし里山を育成しながら団地を建築しようとした考えは取り入れられず、効率と採算を重視しる当時の住宅公団の考えが先行してしまう。

 しかし修一さんは、それで東京に帰るということではなく、その建設現場近くの300坪の土地を買い、実験的に里山を作っていった。

 設計図だけの仕事で終わればその建築場所から去っていく建築家を批判する。

 

 そして自分の家をモダニズム建築の巨匠で師事したアントニン・レーモンドの家を模して30平方メートルの1ルームで作った。

 決して名誉欲、権威欲をもたず、自然に造形をもち、実際50年をかけてその土地を見事な林と豊かな栄養をはぐくんだ土を育てて、最後は修一さんは寿命を畑の昼寝のときに眠るように全うする。

 

 そして死ぬ2か月前佐賀県の精神科施設からうわさを聞いて施設の増築に設計を頼んできた医師たちの姿と、修一さんが亡くなった翌年2016年に工事が着工されるところが映しだされる。

 

 淡々とした日常とときおりその歩んできた歴史を映し出す感動的としかいいようのない映画だった。

 これは東海テレビのスタッフがかかわるということもいい。

 

 自分には知らなかったところでまだまだ立派な人たちがたくさんいるのだということを確信した。

 浮ついて危険な今の安倍首相に翻弄される今日このごろだが、日本人の底辺にはきっと地に腰をすえた人たちがたくさんいるに違いないと思う。

 

 それに自分も滋賀のログハウスのこれからと自分の人生の方向を津端ご夫婦を先輩としてそれを目標にして生きていけそうな気がした。