そうすると一枚ウェアを脱ぐしかない。
上半身は3枚で、下半身はいつもと同じ。グローブはふつうの指までの覆うもの。頭はもうイヤーウォーマはいらない。
ただ今日は昨日からお腹に異常があり、かなり張っていて、朝のトイレは長引いた。
それで7時54分ごろ家を出発した。いつもより6分ほど遅い。
しかし決して慌てない。
走る途中出会う人たちはいつもとちがう。
知らないロードバイカーも見た。
ただ異常にしんどいということもない。むしろ今日の朝が追い風だったことも助かった。
それにしても今日は重要な会議を主催するので、そのことを走っている間も考えてしまう。
まあ、しかし職場についてバタバタと時間が過ぎ、会議も終わり、午後からも業務は過ぎた。
今日は給料日。帰りは、長堀のM銀行ATMに向かう。
それから尼崎に進路を変え、コープ立花に向かう。
しかし猛烈な向かい風ではないか。淀川大橋では、ギアを一段さげて走らざるを得ない。
ただやはり週末金曜日という喜びが走りを進める。辛さはない。
コープでは今日買いたいものがきまっていた。
体洗い石鹸、カレーの材料、毛染め液。
なぜか帰りの買い物は気分が満足できる。
意外だったが、助かる。
それですぐ風呂に入り、何もせず、食事に向かえる。
しかしちょっとワインを飲みすぎたかも。
ただ気になるのは、ニュージーランドの地震のこと。
死者はやはり増えてきている。
日本から高い志で彼の地に行った若者たちだが、みんな生きていてほしい。
今年年賀状には「今年こそ不幸のない年でありますように」と願ったが、そうはいかなかった。人生半ばの死というものはやはり残酷だ。
そんなことを考えてしまう夜だった。