僕の 近所に中学生の A君が住んでいる
サッカー部に入っていて
よく僕の息子の面倒も見てくれた子だ
挨拶をすると 控え目に返事が返ってくる
ちょっと シャイな男の子
あるとき そのA君が住んでいる家の前から
子猫の鳴き声が聞こえてきた
尋常ではない泣き声に
A君は気になり 表を覗いてみると
生まれて間もない子猫が
溝に 瀕死の状態で 寝そべっていた
右目は全く開かない状態で
左足は 見た目に骨折しているのが解り
全身が血まみれ状態だった
それを見た A君は いたたまれなかったが
家に入れようか迷っていた
なにせ 母親が猫アレルギーだった
ひとまず 母親に この事を伝えて
「 僕の お小遣いで 病院へ連れて行くから 」
「 その後も 僕が責任持つから 」
と 半ば強引に 父親と病院へ行った
そのかいあってか 2週間ほどで退院できるまで回復した
ダメだろうと思われた 右目もちゃんと回復し
2ヶ月ほどで 全治できた
それから 半年たった今では
母親も A君の熱意に押され
すっかり 家族の一員となっている
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