先に言っとくけど、私たちは友達。
高校の頃に一緒に暮らそうって話してただけ。
そして、それが現実になっただけ。
そんな1日。そんな毎日。


朝。
いつも私が最初に起きる。
朝食を食べるのが私だけだから。
トースト1枚の軽めの朝食。
牛乳をクビっと飲んだら寝室へ向かう。
相方を起こしに行くために。

ダブルベットで一緒に寝るって柄じゃないから、お互いのベットは部屋の両端。
窓は間にあるから、日光の取り合いも起こらない。
我ながらいい部屋を選んだと思う。

さてと、
「由依…由依!朝だよ、起きな」

「んー」

もぞもぞと丸まった毛布から出てきた私の相方。
付き合ってないからね⁉︎
呼び方、同居人の方がいいか…?まあいっか。

「おはよう、理佐」

「おはよ」

寝室から出た後、カフェラテを一杯飲んでから由依は準備をする。
カフェラテで足りるもんかね、ほんとに。
だからあんな細いんだ。

準備は一緒にやる。
服を着替えた後、ドライヤーでお互いの髪をセットし合う。
たまに由依が途中で寝ちゃうから起こさなきゃいけない。

「よし、セット完了!大学行くぞ」

「理佐、鍵持った?」

「忘れてた、ありがと」

別々に帰った時用に鍵は2人とも持ってる。
大抵は2人一緒に帰ってくるんだけどね。

私たちの大学は都市部にあるため、郊外にある家からは電車に乗って行かなくちゃいけない。
由依とは別の大学に通ってるんだけど、たまたま電車が一緒だった。
ゆいの大学の方が近いから、由依が先に降りる。

「ばいばい」

「いってらっしゃい」

大学にも友達がいる。
由依は………どうなんだろ?
まあ、いるか。入学してから半年もたってるし。

授業がない時間帯は、大学の友達と遊んだり、由依とLINEしながら昼ごはんを食べる。
LINEの内容は、大抵は夜ご飯。
何食べるー?とか、どっちが作るー?とか。
まあ、一緒に住んでたら当たり前のことを話す。
お互いバイトをしているから当番はその日に決める。

ただし、
「あ、今日金曜日だ。一緒に作れるな」

金曜日は例外。
どっちもバイトが休みの日だから。
それと…
ハグの日でもある。
いつもゆいから来るんだけど、時間がなかなか合わない時とか由依が拗ねちゃうから作った。

「ただいま。由依先帰ってたんだ……って、どわっ」

お腹に強い衝撃が…
てか自分の驚き方を治したい。

「今日金曜日だよ」

「知ってるよ。忘れたことないもん。てか、くっつきすぎ。動けない」

「…いやだ」

そういえばこの日はずっとくっついてくるんだった。
それは…忘れてた。

「風呂は絶対ダメだからね」

「はーい」

2人でご飯作って、テレビを見ながら食べる。
そして、いつもより夜更かしをする。
最高の時間。

だけど、いつも由依は先に寝てしまう。
運ぶの大変なんだけどなぁ。

リビングの向かいの寝室に運んで、私は電気やガスの確認をして、戸締りをする。
それからベットに入る。
土日どうやって過ごそうか考えてるといつのまにか寝てしまう。


大変なこともあるけど、なんだかんだ言って一緒に住んでて良かったと思う。
本当に幸せだし。
でも、どっちかが結婚なんかして、別々の暮らしに急になるかもしれない。

「由依に結婚相手がいるってことか…なんか嫌だな」

本当にいつ終わるかわからないこの生活。
だからこそ、毎日がこんなにも愛しいのだと思う。