トビリシは損益分岐が低いので | 日本を脱出して海外でビジネスを立ち上げるブログ

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2019年5月後半からスタート。海外での金儲けをゼロいちリアルタイムでお届け。 金なしコネなし学歴なし。まずは、ジョージア(グルジア)に来ました。

実店舗を構える場合、それを維持するために掛かる主なコストは人件費と材料費、家賃となる。

トビリシの場合、全般的に物価が安いのでそもそもが「売り上げがそれほど必要ない」つまり、ビジネスを起こしやすく、柔軟に色んなことがやれてしまう。
日本では維持コストが全て高いので、損益分岐が高く、全てにおいて、より金儲けに特化したスタイルでなければ生き残ることが難しい。
例えば、参入障壁の低い飲食店を例にあげれば、なるべく自分のアイデアで構えた店は自分好みに運営したいはずである。

しかし、チェーン店などによる、価格競争が激化する事で、牛丼は280円、焼き鳥は50円、ラーメンは700円と、価格が決まっている。その3倍取ろうとしても消費者がなかなか許さない。

では、その市場競争で決められた価格内で良いものを作ればと考えるかも知れない。
それも大企業のバイイングパワーにより「良い物を安く」仕入れられるのはむしろ小型店ではなく大型店となっている。

それでも、大型店は不味いじゃないか!と思うかもしれない。

それはトレランスと言って許容出来る誤差を利益に合わせて調整しているに過ぎない。

つまり、1番儲かるであろう原価率とアプローチをデータとして持っていてそれ以上は無意味と判断している。

それを証拠に街に存在する「美味しい」と思われている飲食店は9割9分ジリ貧である。

では、どうするべきか。

損益分岐を下げるしかない。

家賃、人件費である。この場合の人件費には自らの生活費も含める。

これらを安くすれば原材料費はその都度調達でよく売上を特にあげる必要もない。

誰かから店舗を貰って営業し、従業員はタダ働き、自分の生活コストは月5万円くらいで我慢する。極論にみえるが、それしかないとも言える。

それを可能とするのは凡ゆる日本の物を捨てしがらみを捨て海外に出ていくしかないと私は思う。

それでなければ、気づかぬ内に市場競争に飲み込まれ、思考も拝金主義マンセーになって行くのが日本の未来ではないか。