地域文字「杁」「圦」について | 「洋ちゃん」のひとりごと

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地域文字「杁」「圦」について…ネット等で調べる

常用漢字表にないが、

・「杁(いり・木偏に入)」

・「圦(いり・土編に入)」

という地域文字があります。

 

「杁」「圦」とは

土手の下に 樋 とい を埋め、水の出入りを調節する場所。

 水の出入りを調節できるように池などの堤に埋めた樋(とい)

水門。ひのくち。圦樋。楲(いい)

 

「圦」

「杁」は、

農地にため池から水を流すための水門の取り入れ口を表す字の木偏を土偏に改めたもの。

 

江戸時代に尾張藩が行った水利事業において「杁」の新設が積極的に行われた。

それに伴い、

水を引き「入れる」という意味で「杁」という漢字が尾張地方でつくられ、使われるようになった。

 

そこから派生してできた「圦」は、

尾張藩ではなく、幕府が権力を握っていた三河地方で使われるようになった。

そのため現在でも、愛知県の三河地方で「圦」が付く地名が多く存在している。

 

「杁」は愛知県西部を中心とする地名に見られる漢字である。

名古屋市営地下鉄の「い りなか駅」は「杁中」の訓読みに由来し、

名古屋鉄道名古屋本線の「二つ杁駅」、

東部丘陵線(通称リニモ)の「杁が池駅」など県民にとっては親しみのある漢字である。

 

※「杁」←この字読めたら愛知県民???

     「杁」という漢字は愛知県内ではおなじみ

 

↓手持ちの資料より