今年は「丑(うし=牛)」です。
「丑(うし=牛)」含むことわざ・俗信・熟語等を集めてみました。
私のスクラップ集より抜粋。
↓
①牛を(馬)に乗り換える
…歩みの遅い牛をすてて歩みの速い馬に乗り換える。
➡自分の都合のいいほうに切りかえることのたとえ。
②牛に説法、馬に(銭)
…「馬の耳に念仏」と同類のことわざ。
③牛に引かれて善光寺参り
…他人から誘われて知らぬまに良いほうへ導かれることのたとえ。
④牛の歩みも千里
…牛の遅い足取りでもたゆまず持続すれば千里も遠くまで行ける。
➡怠けず持続すれば成果が上がることのたとえ。
⑤牛の小便十八丁
…だらだらと長く続くことを誇張して言った語。
⑥角を矯〈た〉めて牛を殺す
…小さな欠点を直そうとして、かえってそのもの全体をだめにしてしまうことのたとえ。
➡「矯める」は、曲がっているものをまっすぐに直す意。
⑦牛の首を懸けて馬の肉を売る
…見かけや宣伝は立派で、内容が伴わないたとえ。
➡「羊頭狗肉」と同類
⑧食後すぐに寝ると牛になる
…行儀が悪いので戒めた俗信。
⑨草木も眠る丑三つ時
…気味が悪いほど静かな真夜中。
「丑三つ時」は今の午前二時から二時半ごろ。
⑩土用の丑の日にうなぎを食えば薬になる
…元気がついて暑気あたりを防ぐという俗信。
⑪国会で野党が牛歩戦術をとる。
…略
⑫彼は元来、芸術とは風馬牛の間柄だ
…「風馬牛」あることに全く関心を示さないこと。
⑬社長入院中の社内を牛耳るのは社長室長だ
…略
⑭選手たちの食欲は盛んで、まさに牛飲馬食というありさまだ
…牛飲馬食。
➡まるで牛や馬のように多量に飲んだり食べたりすること。
⑮蝸牛〈かぎゅう〉の角の争い
…「蝸牛」は、かたつむり。
➡小さな世界の中で、つまらないことで争うたとえ。
小国同士の争い。
⑯牛刀をもって鶏を割く
…牛を切り割くための大きな刀。
➡小さなことを処理するのに大がかりな手段を用いるたとえ。
⑰鶏口となるも牛後となるなかれ
…鶏の口。
➡大きな団体のしりにつくよりは小さな団体の長になれ。
⑱牽牛〈けんぎゅう〉・織女の二星は、銀河を隔てて一年に一回会うという
…ひこぼしと、おりひめぼし
⑲なんじら牛糞馬涎〈ばせん…よだれ〉の小人には、玉石の見分けもつくまい
…牛糞馬涎☞牛のふんと馬のよだれ。
➡つまらないもの、役に立たないもののたとえ。