窯神神社を訪ねる…瀬戸市窯神町112 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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先日(24日)、

江戸時代に九州に渡って磁器を学び、瀬戸に伝えた磁祖・加藤民吉を祀る

(元々は加藤民吉自身が磁器の完成祈願のために火具士神を祀ったことに始まる)

窯神神社(瀬戸市窯神町112)を訪ねデジカメ…。

 

著名な「せともの祭」は、毎年9月に、

磁祖加藤民吉翁の功績を讃え、その遺徳をしのびつつ開催されるお祭りです。

(注)今年は新型コロナウイルス感染のため中止。

 

(特記)

瀬戸には「磁祖」と「陶祖」のお二人が祀られています。

・「磁祖」…加藤民吉➡窯神神社

・「陶祖」…加藤景正( 藤四郎)➡陶彦社

 

デジカメ

↓お社は登り窯をかたどる。

 1964年(昭和39年)に建立。

 丸窯を模したコンクリート製の建物の中に桧造りの祠を祀る独特な形状。

↓社の右側に設置

↓飲水思源碑

 ・1959年(昭和34年)に民吉の修行に協力した天中和尚が居た天草の東向寺開山300年を

  記念して贈った「民吉翁之碑」の返礼として、1962年(昭和37年)に贈られた飲水思源を記した石碑。

↓加藤唐左衛門高景顕徳碑

・民吉の九州行きを後押しし、瀬戸窯業復興に尽力した4代加藤唐左衛門を顕彰する石碑。

・1986年(昭和61年)に建立されたがその後損傷したため、

 1998年(平成10年)に愛知県陶磁器工業協同組合によって改めて建立されたもの。

・石碑の揮毫は六代民吉の手による。

↓民吉像

 加藤顕清(1894年~1966年)の彫塑を元にして1937年(昭和12年)に建立された銅像。

 (付記)

 残心の杉

 民吉が佐々を退去するにあたり記念に杉を植えたと言い伝えられ、現在も佐々町に「残心の杉」として

 現存。

 この枝を挿し木・育成して2007年(平成19年)に植樹したもの。

↓民吉像の足元にあり

↓津金胤臣父子頌徳碑

民吉が磁器に関わるきっかけとなった、

津金胤家臣と養嗣子庄七を顕彰する石碑で、1938年(昭和13年)に建立された。

 

(参考)

津金胤家臣について

津金文左衛門胤臣頌徳碑&尾張磁器発祥之地碑…港区港北公園の園地内