今朝、早朝散歩から帰宅後、
床の間に藤田紫亭の書画
「(俳画)山百合の図と時鳥の句」の軸を掛けました。
(私の収集品です)
※藤田紫亭は明治~昭和期に活躍した静岡県出身の俳画家です。
↓拡大
☟句の部分
読み
時鳥(ほととぎす) 足元に雲 わきにけり
紫亭
↓この箱に入れています…共箱
(特記)
(付記 1)
ホトトギス(杜鵑、杜宇、蜀魂、不如帰、時鳥、子規、田鵑、郭公…)
↓古語辞典(旺文社)よりスキャン
(付記 2)
夏は来ぬ、佐々木信綱作詞、小山作之助作曲の日本の唱歌
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
歌詞には「卯の花の匂う垣根に~~」とあるが、卯の花はどんな香りがするか???
☟
ここで“匂う”が古語辞典であるように「美しく咲いている様子」ではないかと推測…。
卯の花➡季語 初夏
空木(うつぎ)ユキノシタ科 5月頃の初夏に咲く
開花は五月中旬~六月頃。白く清々しい花を咲かせる。
「夏は来ぬ」の唱歌にも歌われているように、夏の訪れを感じさせる花である。
忍音(しのびね)について
1、小声。また、ひそひそ声
2、忍び泣きの声。
3、ホトトギスの、声をひそめるような鳴き声。陰暦4月ごろの初音。