幕末から明治期にかけての、
書家 巌谷一六の書
二作品を紹介させていただきます。
相当以前に入手したた作品ですが、
真贋については問題があるため、ずっと仕舞ってあった書軸です。
※私は鴈と判断。
先日、
私ではとても解読できないので、某記念館の学芸員の方にお世話になりました。
◎「二儀」…陰陽。天地。
◎「錯綜」…「錯」は交える。
「綜」はすべる。
◎「南風之雅操」…「雅」は上品で正しい音楽。
「操」は琴曲の称
◎「清商之妙曲」…商の絃は最も清らかに澄んでいるので清商という。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
巌谷一六(天保5年(1834)~明治38年(1905))…ネットより
・幕末 ・明治 の書家。滋賀県生。
・名は修、字は誠卿、別号 に古梅 ・金粟道人等
・初め中沢雪城に学ぶが、楊守敬 の影響を受け、日下部鳴鶴らと共に 魏・晋・唐の書法 を究める。
・その書は精妙 を極め 、一派 を成す。
・明治38年 (1905)歿、71 才。