加藤十右衛門造(弥七田)赤織部茶碗(宗完宗匠の箱書きあり)…『茶道向きの焼物』№1 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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私「洋ちゃん」若い頃、茶道に少し関心がありました。

その頃に、

茶道向きの焼物に興味を抱き数点、収集しています(32歳頃まで)。


今は仕舞ったままでほとんど出して見ることもありません。

少し邪魔な思いもしています…しかし、処分する気持ちはなしです。


整理(思い出し)しながら

この私のブログで『茶道向きの焼物』シリーズとして、ボツボツ紹介させて頂きます。

★今まで、

 ブログ済の作品と同じものを紹介する事もありますがよろしくお願いします。


『茶道向きの焼物』№1です

 

陶芸家で表千家の茶人でもあった、

加藤十右衛門造の(弥七田)赤織部茶碗(夏向き)を紹介させて頂きます。

(堀内)宗完宗匠の箱書き,銘は「芦汀」とあり。


加藤十右衛門について(明治27年~昭和49年)…ネットより 

・昭和10年頃に美濃焼古来の物に関心を寄せ始める。

・昭和15年頃に古い美濃焼が茶陶であることから、茶道を習い作陶するということに思い

 に至り、 茶道を名古屋の表千家吉田家に入門し茶道用陶器の作陶を始める。
・戦後は作陶をしながら茶道の教授を務める…東濃地域の茶道普及に大貢献。

・昭和33年に岐阜県重要無形文化財保持者に認定される。

・昭和47年死去

 

伝統ある美濃焼を本格的に茶道界に広めた第一人者です!!

 

私「洋ちゃん」は若い頃に生前の加藤十右衛門先生とお会いした事があります。

・美濃陶芸と茶道用陶器についてお話をお聞きしました…懐かしい思い出です。

(弥七田)赤織部茶碗をデジカメ

 ↓ 赤矢印は窯印


共箱です。


表千家(堀内)宗完宗匠の箱書き銘は‘芦汀”です

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表千家・(堀内)宗完宗匠について、

堀内家は江戸時代から代々表千家の宗匠を務める茶家です。


(参考)

名古屋の吉田家について、
・名古屋の吉田生風庵は、

 江戸時代末期に初代吉田紹和が表千家不審庵10代吸江斎祥翁宗左より表千家宗匠とな

 り、表千家の一門となる。

・名古屋の表千家流茶家として中部地区の中心的役割を果たしている。

 

弥七田織部について…繊細な模様(ネットより転写)
・感覚も技法も精巧、細緻ですべて洗練され、しゃれた意匠のものが多い。 
・素地は総体に薄手で緻密、形は端正でとくに意匠には細かい神経が使われている。
・繊細な絵付に緑釉も所々に細く紐状にたらしかけ、赤織部にみられる赤を点線として絵の

 なかに効果的にとり入れたことも特徴の一つである。
・このような技法は、仁清等京風の焼物にも影響を与える美濃の中でも独特の世界をもっ

 た焼物として特筆できる作品である。

 

(19,146歩)