東区赤萩交差点、
桜通りにある
物部神社(石神堂)前に蝮ヶ池より発した水路がありました。
『名古屋市史』「地理編」に、
「一流は、千種町蝮ヶ池より発し、北裏物部神社前を経、市の東区車道町五丁目の下にて南に折れ、車道町を南下して奥田町にて本流に合し…」と記されている。
★現在はほぼこの水路に沿って桜通りが開けています。
昭和になってこの付近は「池内本町」「石神本町」「赤萩町」となる。
石神堂前の清流(私「洋ちゃん」所有の尾張名陽図会よりスキャン)
蝮ヶ池について
現在は地下鉄池下駅と旧厚生年金会館(現 高層マンション)に占められ池の面影はなし。
・万治年間(1658~1680)この池を開拓した人達によって築造された池と伝わる。
・当時、この池に夏になると「蝮」が群がっていたので、その名がつけられた。
・愛知誌に「千種の水田三十六町四反歩余の灌漑に供する」と記載あり。
・大正十年に埋め立てられ、
その池の一画に龍神が祀れ、水に縁のある弁天社も合祀されている。
先日、早朝散歩で蝮ヶ池・龍神弁天社を訪ねてきました(千種区池下二丁目30)
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青矢印辺りが物部神社(石神堂) 赤矢印が蝮ヶ池 ※大正13年の地図
物部神社 鳥居前にて
(21,196歩)