「お薬倉…薬草倉」を見学…名古屋市立大学薬学部の構内にあり | 「洋ちゃん」のひとりごと

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私「洋ちゃん」は東区に住んでいますが、

瑞穂区史跡案内の会に所属し区内の散策を楽しんでいます。

瑞穂区に関係する事柄については興味津々です。

 

今日(11日)、

仲間の皆さんと名古屋市立大学薬学部の構内にあります、

「お薬倉…薬草倉」を見学
   

 

名古屋市教育委員設置の名勝標札

名古屋市指定有形文化財に指定されています

 

フェンスで囲まれています。

 

※「お薬倉…薬草倉」について

・構造形式は、

 木造屋根切妻造桟瓦葺、正面柱間三間、側面柱間三間、板倉造。

・建造年代は推定江戸末期と考えられる。

 

・標札記載の高橋家は尾張藩の医者として享保四年(1719)藩主六代継友公

 に仕えて以来明治四年(1871)迄その業を継いできた医者である。

・その家業のために邸内に設けられたのがこの「お薬倉」です。


小建築であるが

柱建の間を貫を通し、これに竪板張として、板倉となっており、床はすべて開放し、また切妻には換気孔を設け、正面扉も割竹を一部張って換気に注意をはらっている。

典医として薬草を保存するため、特殊の工夫をこらいている。

さらに、

室内は三方に木棚をつくって、薬草類を整理保存するようになっている。

 

★小規模な建造物であって美術的には見るべきところはないが、その薬草庫という特殊の用途において、更にそのための換気的工夫などについてみると珍重すべき遺構である。

民俗資料として有意義な建物である。


(付記)

校内(構内)の薬草園をデジカメ

 

(追記)

2013年5月21日にもタイトル、

 薬草倉と薬用植物園(名古屋市立大学薬学部構内)

としてブログしました。

重複した内容もありますが、こちらもお読みください。


 

(29,332歩)