お目出度の掛軸
「嘉辰令月歓無極 万歳千秋楽未央」
を床の間に掛けました。
・我が家に相当以前からある書軸です。
・父が健在の頃、毎年この時期に飾っていました…父は昭和52年に死去
無極
万歳千秋楽
未央」の詠み
「嘉辰(かしん)令月歓(よろこ)び極まり無く
万歳千秋楽しみ未だ央(なか)ばならず」
★「かしんれいげつ よろこび きはまりなし、
ばんざいせんしうたのしみ いまだなかばならず」
嘉辰(かしん)…めでたい日。よい日がら。よい時。
令月…何をするにもよい月。よい月。時節。
万歳千秋…千万年。永遠。いくちよ。
央(なか)ば…半ば~半分。半分ほど
意味(釈)
良き時節にあって、喜び(よろこびは)極(きわ)まりなく、
千年万年を祝っても、その楽しみは尽きることがない。
注)ネットに
「嘉辰令月歓無極 万歳千秋楽未央」
(『和漢朗詠集』 祝 774 謝偃)
この曲は、あらゆる「朗詠」句の中で最も頻繁に用いられた曲です。
『朗詠譜本』にも巻頭句として掲げられている…と記載あり。
↓
『和漢朗詠集』とは何か???
よろづよと みかさのやまそ(ぞ)
よは(ば)ふなる あめのしたこそ たのしかるらし
利芳かく
意味(釈)
ばんざいと 三笠の山が 叫んでいる、天下泰平、人々は楽しそうだなあ~~
よろづよ…万世…万歳…万夜
みかさ…三笠…身重なる…見事な
よはふ…よばふ…呼ぶ…叫ぶ…夜這う
なる…なり(断定)…成る
あめ…天…吾女
かる…狩る…刈る…あさる
注)ネットに
この祝い歌は、藤原公任編「和漢朗詠集」祝の和歌にありと記載あり。
(追記)
この書を書かれた(宮崎)利芳様は茶道の先生だと思います…詳細???