ASKの講義「郷土の文学」の授業で、
著名な小説家‘夏目漱石・江戸川乱歩”
二人の『名古屋』でのゆかりについて学習しました。
※8月5日にブログしました
タイトル「郷土の文学(その1)「近代文学の祖」坪内逍遥・二葉亭四迷」の続きです。
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夏目漱石…1867年(慶応3年) - 1916年(大正5年))
小説家、評論家、英文学者。
江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」など。
=「名古屋」でのゆかりの場所です=
☆中村区名駅南一丁目18-6で
石碑をデジカメしてきました。
・文豪夏目漱石が青春時代を描いた作品「三四郎」の中で、上京中車中で道ずれとなって女性と
名古屋での一夜を過したゆかりの宿。
・ここに明治百年を記念して漱石を偲んで之を建てる。
以上の説明書きの石碑あり。
★石碑についての諸説
三四郎の泊った旅館はどこであろうかという議論がなされている。
① 服部鉦太郎氏は『明治・名古屋の顔』で三四郎の泊った旅館は、角屋であるとしている。
②三四郎の泊った旅館を角屋として、それをモデルとして書かれた小説ではない。
よって、三四郎の泊った旅館は、小説のなかの架空の旅館と考える方が穏当である。
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江戸川乱歩…1894~1965
三重県名張市に生まれたものの、
4歳の時には父親の名古屋商業会議所(現名古屋商工会議所の前身)
への就職に伴って名古屋に移り住み愛知第五中(現瑞陵高校)を卒業する。
18歳まで名古屋で育っている。
成長期を名古屋で過ごした乱歩はほとんど名古屋人と言っても良い。