情妙寺の呑水(どんすい)句碑 | 「洋ちゃん」のひとりごと

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「情妙寺(じょうみょうじ)」境内にある句碑をデジカメしました。

 

情妙寺6世で芭蕉の高弟だった元禄の俳人、雲江斎呑水の句

     「手のひらに 雨としる夜の 水鶏哉」

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情妙寺

 日蓮宗。

 家康の菩提のため、位牌所として慶安2年(1649年)茶屋長意が創建。

 義直の位牌も並祀。 

 御朱印船貿易の様子を描いた県指定文化財

 がある。

場所

名古屋市東区筒井町4丁目39

「手のひらに 

  雨としる夜の 

      水鶏哉」

 

水鶏(くいな、くひな)

 夏、水辺の蘆の茂みや水田などに隠れて、キョッキョッキョキョと高音で鳴く鳥。

 古来、歌に多く詠まれてきた。

 その鳴声が、戸を叩くようだとして

 「水鶏叩く」といわれる。


 

 

(追記)水鶏の句

 

水鶏啼くと人のいへばや佐屋泊まり 芭蕉 「有磯海」
この宿は水鶏もしらぬ扉かな 芭蕉 「笈日記」
関守の宿を水鶏にとはうもの  芭蕉 「伊達衣」
夜の雨にまた叩かるる水鶏かな 貞室 「玉海集」
曇る日や水鶏ちらりと麦の中 惟然 「冬紅葉」
夜あるきを田は寝ざりける水鶏かな 其角 「五元集捨遺稿」
聞くうちにすゑまぼろしの水鶏かな 青蘿 「青蘿句集」
明けながら月見る窓の水鶏哉 宗養 「大発句帳」
桃燈を消せと御意ある水鶏かな 蕪村 「落日庵句集」
水音は水にもどりて水鶏かな 千代女  「千代尼発句集」
叩き寄る水鶏の門の雨夜かな 松本たかし 「石魂」