正覚坊ほろ酔い短歌

 「春きたり」

☆息切らし急坂道をのぼりみゆ春がすみ立つ多摩の丘陵

☆烈風をものともせずにカワセミは野川の枝に脚を踏んまえ

☆憂きことを忘れ桜の宴に酔い束の間の夢かたる夜は更け

☆まつり終え桜の枝に風吹いて車道を埋める花びらいとし

☆陸橋を渡る特急さっそうと目指すは久し江の島の海