絵本作家になりたいある人が 数年前 

東京の「絵本の学校」に通ったときのこと。

 

市販されている 絵本製作についての著書以上の内容の授業は ありませんでした。

それ以上のことは、アドビのイラレ・フォトショ・インデザインの使い方を数時間

 

学校説明会では 卒業した人のなかには 商業出版した人がいる

っていうから

他より高い学費を払って 通った

(専門学校のような 金額を)

「領収書は 必要な方にだけ 出します」

振込先は  個人名義(現在は 社名のようです)

 

「10万円以上払って 領収書ほしい人だけ」って 経理 やばい!!

 

講義は 

作品作りから店頭・返本まで

印刷物のこととか、出版物の物流とか仕組みとか 

 

月に3回 教室で 講義を 聞く ひたすら 座学

 

授業は 先生のプライべーなおしゃべりから 始まる。

それがおわってから 講義に入る。

おしゃべりが 45分を超えた日は 返金してほしいと思った。

 

最初の1か月目 充実感のかけらもなかった

払ってしまったから 仕方がない。

修行だと思って 我慢することした

 

金額のわりに 

そして 1単位の授業時間が長いわりに

内容が うすい うすい

毎回 毎回 内容を 引き延ばしているって感じがした

 

授業の終わりごろに 事務所から別の先生が 突然 やってきて

「みなさん 勘違いしないように言いますが

この学校に入ったから 商業出版が保障されるわけではありません」 とか

「ここに通ったからといって 絵本作家になれるわけではありません」 とか

違う日には

「1冊 書き上げれば 誰でも 絵本作家と名乗れます」 とか 

 

自分の考えが 思った通りに 伝わってないからだとか言うけど

どうやら 生徒や もと生徒から何か言われたらしい。

 

説明会で 商業出版も 夢ではない とか

イラストレーターで 仕事をもらってる卒業生もいると

多くの卒業生が フリーランスで仕事してるような風に言うものだから

仕方がないと思う。

 

在校生でさえ 授業内容が うすいのを感じているし

苦情を言われて しかたないほどだと 

 

授業終わりに その先生が 教壇にしゃしゃり出てきた時点で 

教室には へんな空気がながれる

 

「またか・・・」

 

何度も なんのために 通っているのかと

何度も 何のために 耐えるのかと 思いながら

 

無駄に過ぎる時間か 払ったお金か? 

辞めとけばよかったのに

時間の無駄、ほかに通えばよかった。

でも その時は 間違った選択をした。

 

お金が惜しかったので 通い続けてしまった。

 

 

絵本についての 講義は 全体の半分

とはいっても パンフレットのカリキュラム表の通り

 

宿題のほとんどは 生徒同士で見せ合って終わり

指導とか アドバイスは ほとんど無い。

 

2.3人だけ取り上げて 話しをすると 時間になる

授業始めのプライベートなおしゃべりがなかったら 

もっと あれこれ 出来るのに…

 

気が付けば 編集経験もない 絵本作家志望の素人と

イラストレーターが 先生になっていた

 

ラフも 見せ合いっこするだけ

それなら 編集者●●を先生に アドバイスをもらおうと

ラフをもって 事務所に 行った
 

絵と文が あっているから OK だと 言われた

 

 

それだけかよ!!(怒)

 

それだけじゃあ ダメだから 通ったのに。

 

ヒドイ ヒドイ 本当に ヒドイ

 

 

 

各カリキュラムの授業時間の配分が 悪い

後半の7か月目以降は 

めちゃくちゃの超駆け足し。

 

入稿前日、再入稿日は 超悲惨 

1台のスキャナーをめぐって イライラとバチバチが・・・

 

学校〇年やってるって言うけど

当日準備が 当たり前

 

本当に 段取り悪すぎ・生徒 なめてる 

 

えこひいきは わりとあった

20代のかわいい系の女子とは 話しが長いし、

かわいい ほんわか系の絵本が べたぼめ

おばさまたちは 普通の顔してたけど 超むかついてたみたい
 

「卒業展覧会は 盛り上がる」

「評判がいい」

これは もと生徒さんたちからの言葉

 

卒業展覧会の来場者から 出版の話しをもらい

出版した人がいるって 言ってたけど

何人ですか?

返事は ない

 

卒業展では 出版社に DMを送ったり と 言ってるけど・・・・

出版社は 来るかもって・・・匂わす

「今まで 何社ぐらい来たのですか?」

返事は ない

 

卒業展は もと生徒ばかり・・・

 

自社出版の絵本は アマゾン販売のみ

店舗には ほぼ並ばない。

 

あんまり愚痴るから 親には

「まだ 通うの?」って 聞かれた
「ほかのほうが よかたんじゃないの?」 って  

 

カルチャー教室レベルなのに 金額が・・・ 

 

 

今思えば これは 勝手な想像だけど

学校を始めた人のメインの仕事は

フリーランスの編集で

えほんの学校は 副業と 位置づけていたのかもしれない

 

お金が惜しくて 通ったけど

すぐに通うのを辞めておけば と後悔してる。

そしたら ほかの教室に いくつも通えたのに。

 

1年という時間と 大金を使った ショックで 

今は ほかに通う気力がない。

 

ホント・・・後悔しかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを読んだ方へ

 

ご自身で 現在の状況を 確認して 学校や教室を選んでください。

 

今 どうなっているかを 確かめてください。

 

このブログは 数年前の話しです。前の状況ですから・・・・