twiterの鬱漫画の気分を解消する漫画として挙げられていたので、ほっこり漫画と思って買ってみましたら、しっかりほっこり漫画ではなくて、感情が不安定な所に置かれる漫画でした。

 作者自身は、「純粋な幸せな時間」として書かれているということで、そういわれると、確かに幸せな時間なんだなと納得できる所はありました。逆に言うと、そういわれなければ苦難の連続の中にあって、悪いことしてないのに、何で上手くいかないんでしょうと思うお話です。

 

 犬を飼う人たちの色んな人生が、犬がいることで色がついているというお話。

 

 読み返してみたんですけど、やっぱりこの漫画じゃないと描けない感情だと思います。

 

 漫画とか小説とか映画とか、ストーリーを扱う媒体は、そこでしか表現できない事を表現することが最高の作品だと、個人的に勝手に思っています。

 別に、その媒体の特徴を使っていない作品であっても、感情を揺らされたら、それは素晴らしい体験を提供してもらったということになるんですけど、その媒体の特徴を使った方が、より素晴らしいと思ってしまうということです。小説は、目に見えるものは全て言葉にすることが特徴だし、映画は音楽など音がつくことと、必要な情報以外に目に映る情報が多いということ。

 そして、漫画は現実の世界では見えないことも見える様にしてくれることが素晴らしい所です。

 

 この作品は、日常生活漫画で非現実ではないけれど、犬の感情が伝わり、人々の内面の声が伝わってきます。それは漫画だから出来る表現だと思います。

 

 人はみんな「星守る犬」だと、私も思いました。

 そして、この作品も私の星になりました。 

 

 

 

 録画されていたので、そろそろと観始めたら、5話目くらいから止まらなくなりました。

 繋がっているということだけで、何で面白く感じるんでしょう。

 上手い人たちなので面白いです。安藤サクラ、木南晴夏、夏帆、そして水川あさみ。

 会話はみんなバカリズムが話している様に聞こえるのですが、それは意図的何ですかね。

 

 ここからネタバレ含むのですが、水川あさみの1週目について、安藤サクラがまったく覚えていない所が謎です。何ででしょうね?そこから先はこの謎がずーっと引っ掛かったまま終わりました。それはともかく面白かったです。

 前の人生を理解した上で人生を最初からやり直す所が、前振りがあった上で変化を付ける所に面白さがあるんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 柴犬的な犬の絵が表紙のこの小説を、犬が活躍するお話だと思って購入しました。

 ネタバレですけど、

 犬が活躍はするんですけど、犬によって人の人生が好転するというようなお話でした。人から見た犬の活躍ではあるんですけど、犬が活躍しているかと問われれば、私にはそう思えません。ということです。

 ちなみに、この犬は柴犬ではなく黒柴のMixとされていました。迷い犬なので本当のところはわかりませんが。

 

 このお話で強調される、草の所でおしっこをする賢い犬というのは、正解ですか?何度も強調するほど絶対的正解とも諸説ありますのマナーと思います。なので、毎回モヤモヤします。

 

 このお話の芯は、犬を飼うことでこれまで話をしなかった人と話が出来て、世界が広がるということなのですが、犬を飼っているからといって、みんながみんな話し掛けられたいとは思っていないのです。ということ。柴犬飼いの自分個人の意見ですが。ここでもモヤモヤです。

 

 本は好きなんですけど、読んでみないと自分の好きな内容かどうかわからないというのが、このメディアの課題と思います。が、エンタメって代替そうですね。

 

 ネタバレですが、

 とりあえず、みんな幸せそうで良かったです。

 

 

 

 

 

 

 今回の出張本としてバッチリでした。出張移動中に無事読み終えました。帰りの飛行機が駐機場に着いて扉が開く時間で解説を読み終えました。帰りの電車で読むものが無くなったのですが、普通電車だったので、まあ読みづらそうだったので良しでした。

 

 著者初のSF短編集ということになっているんだけど、SF大賞も取っている筈なのに短編集って無かったんだね?というのが不思議で読み始めました。

 

 解説を読んだ後なのでそっちに引っ張られているのですけど、初期海外SFの熱心な読者だったという著者なので、しっかり1テーマから一つ驚きを魅せる短編が集まっていて、どの短編もしっかり驚かされました。引き込まれました。

 

 「母の法律」科学的根拠を元に里親制度をお金もかけて運用する時、親子の関係は、血ではなく環境になるのでは?という話。

 「戦闘員」防犯カメラに擬態した侵略者がいたとしたら。防犯カメラはたくさんあるけれど気にしなくなっている中でということ。

 「わたしとワタシ」長い年月を経て納得した自分と、経験せず納得出来ない自分。

 「さよならの儀式」ロボットとの別れ。の話の中で、人の生活に人に似せたロボットが入ってくる。人とのつながりに幸せが得られない人がいる中で、ロボットの方が人と繋がっていることが許容出来ますか。

 「星に願いを」侵略者。肉体を持たない侵略者。

 「聖痕」神と救世主と預言者と信者。だれが神を創るのか?神は創られるのか?

 「海神の裔」死体から新たな生命を生み出す技術。

 「保安官の明日」保安官が毎日を暮らす中で、ミッションをこなしていくが通常の世界と違うようだけどどういうことだろう。

 

 死者を生き返らせることで生(せい)を考える話が多めですね。

 SFの根本的なテーマが思考実験というところがあるので、そこがしっくりくるのかもしれません。ドリフのコント」である「もしも~が~だったら」がSFの原点だと私が思っているからしっくりくるのかもしれません。

 

 解説の参考図書も読みたいですね。

 「スキャナー・ダークリー」フィリップ・K・ディック

 「地獄とは神の不在なり」テッド・チャン:「あなたの人生の物語」所収(ハヤカワSF文庫)

 「世界の名作怪奇館(全八巻)」講談社:第七巻SF編「壁の中のアフリカ」

  「草原」レイ・ブラッドベリ

  「ひる」ロバート・シェクリィ

  「にせもの」フィリップ・K・ディック 

 

 

 

 

 

 有名なSF漫画ですが、なかなか出会う機会がなかったのですが、1巻で完結しているという話だったので、今回読んでみることにしました。

 ただ古い作品なのでコミックス版が値上がりしており、文庫版しか定価で購入出来なかったので文庫版を購入した所、文字が小さくてなかなか読めませんでした。(-_-;)

 仕方がないので、就寝前に読むのを諦めて、休みの日にメガネを掛けて読む事にしました。

 

 実際にどういうカテゴリーに入るのかはわかりませんが、私としてはハードコアSFに分類する作品で、たくさんの異星人が普通に生活する世界です。

 宇宙大学への入学試験ということで、宇宙船に10人が選抜されて乗せられるが、10人と言われているのに11人いる。その1名が試験を邪魔するのでは?と疑心暗鬼になるが、試験を中断すると宇宙大学に入学出来なくなるというお話でした。

 

 最終的な感想としては、最後のあとがきもあってかもしれないが、フロルの健気な恋心が素敵だねっていうことになっていました。