全然読み進められなかったのですが、上巻の終わり位、下巻の始めくらいから調子が出始めて、出張中に読み終わりました。

 何を書いてもネタバレになると思います。

 で、読み進められなかったのは、話がどこに行くか分からずに、焦点が定まらなかったからで、それが自分の中で理解出来てからは、やっとすんなり頭に入ってきた様です。それまでは、睡眠導入剤として凄い効き目でした。睡眠導入剤として読んでいたので、理解出来ていなかったともいえるかもしれませんが。

 テロリスト対借金持ちの一般チンピラ。

 現実的な背景・セットを使いながら、シチュエーションは、ターミネーター的なテロリスト・人類粛清計画・政府の陰謀・架空の伝染病・第二次世界大戦の極秘任務等々、突飛な事柄ばかりなのですが、そういうことがある世界感として、一つ一つ理解はしていける所が凄いのかもしれませんね。もちろん、そういう状況を受け入れたのは、私だけかもしれませんが。

 ところで、共著になっているんですが、どういう形式の共著なんでしょうね?章ごとに交代で書いているのかな?と思いましたが、そういう感じはしませんでした。まあ、調べたら出てくるんでしょうけど。