喪中はがきが届いたら

懐かしい方の訃報を、喪中ハガキで知ったとき・・・
あなたなら、どうされますか?

お悔みの気持ちを伝えたいのにタイミングを逸してしまい
そのままご縁が絶えてしまうのは残念だけれど
どうすればよいか悩んでいらっしゃる方も多いでしょう。

そんなあなたに・・・
「ご進物用お線香」をご存知ですか?
こんなときこそ、お線香を贈りましょう

「お香典」とは、「これでお香をお供え下さい」という気持ちを意味します。
仏事における本来の弔意は、
お香やお線香をお供えして、お悔みの気持ちをかたちにします。

足を運んで仏前にお供えするのはもちろんのこと、
もし遠方で直接おうかがいできなくても、
ご家族にあててこころを込めたお手紙を添え、お線香をお線香をお贈りしましょう。
故人をしのぶ哀悼の気持ちがきっと伝わります。


知っておきたいマナー集

喪中はがきが届いたら、すぐにお返事をしたいものです。
こころのこもったお手紙は、お線香のゆかしい香りとともに、
贈る方のお気持ちをしっかり届けてくれることでしょう。


文例1

このたびはご丁重なご挨拶をいただきまして恐れ入ります。
ご服喪中につき、年頭のご祝詞を控えさせていただきます。
●●●様がお亡くなりになり、皆様さぞかし深い想いにてご越年のこととお察し申し上げます。
心ばかりのものでございますが、同封のお線香を御仏前にお供えくださいますれば幸いと存じます。
寒さ厳しき折から、ご一同様ご自愛あそばされますよう、心より祈り上げます。


文例2

本日、年賀欠礼のお知らせをいただき、大変驚いております。
●●●様ご逝去のこと、少しも存じませず、お悔やみも申しあげず失礼いたしました。
遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申しあげますと共に、
心ばかりのお線香を送らせていただきます。
どうぞ、ご仏前にお供えいただければ幸いと存じます。
ご家族様にはさぞお力落としのことと拝察申しあげますが、どうぞおだやかな新春を迎えられますよう、心からお祈り申しあげます。


文例3

このたび●●●様のご服喪中と伺い、突然のことで驚いております。
ここ数年は年賀のやりとりのみで旧交を温める機会に恵まれておりませんでしたが、まさかこのような悲報に接するとは信じられない思いです。
ご家族の皆様のご落胆はいかばかりかとお察し申し上げます。
くれぐれも御身を大切に、お心強くあられることを祈ってやみません。
心ばかりのお線香ですが、どうぞ御仏前にお供えください。
書中にてお悔やみ申し上げます。



喪中のハガキが届いたとき

実際にどうすればいいのかわからない方も多いはず‥

香華楽でもよくご相談を受けるので

日本薫物線香工業会さんの資料をもとに書かせていただきました

ぜひ、ご参考にしてくださいね