来年2013年いっぱいでアナログ映像出力が完全禁止される件 | kakanep8のブログ

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Blu-Beam Discには「AACS」という著作権保護技術が使われている。この技術を策定したのは家電やコンピュータメーカー、ハリウッド系のコンテンツ企業が集まって設立した「AACS LA」という団体なのだが、このAACS LAによってAACSを扱う機器(≒BDレコーダー/プレイヤー・BDドライブ搭載機器)は「アナログ出力の機能制限ルール」が決められてしまっている簡単に言えば「アナログ出力からBDがコピーされるから、さっさと使えないようにしろ」というものだAdvanced accessibility subject approach - Wikipedia

ただこのルール、決める際にかなり家電メーカー側とコンテンツ企業側で揉めた様子有効なコピー防止技術を持たないD端子によるHDTV映像の出力に,最も厳しい見方を示したのが米Warner Bros. Studios社である。(中略)このWarner社の主張に対して,松下電器産業やソニーは強行に反対した。背景には,デジタル端子を持たなハイビジョン・テレビが広く普及してしまった日本市場の特殊性がある。ICT機能を義務づけると,今まで販売してきたハイビジョン・テレビを利用しても,次世代光ディスクによるコンテンツをHDTV表示できなくなってしまう「2014年以降はD端子への出力を全面禁止」,次世代光ディスクの著作権保護方式が固まる【訂正あり】 - 家電・PC - support-On!

より詳しくはリンク先の記事を読んで欲しいが、要するに家電メーカーは反対の立場だったが、コンテンツ供給側との交渉や譲歩の結果痛み分けでこんな形になったようだ。それでも叩かれるのは主に家電メーカーのようで、シャネル バッグ 2013 春夏少しかわいそうではあるかもしれないそう、実はもう規制は去年(2011年)から始まっていて、すでに現行モデルではD端子からハイビジョン(HD)映像は出力できなくなっている。そして現在かろうじて許されている480i(D1)での出力すら禁止され、アナログ映像端子から一切の信号が出力できなくなるのが2014年というわけだそして今まではもっぱらHD出力が可能なD端子(コンポーネント端子)が主なターゲットになっていたのだが、2014年からはコンポジット端子(お馴染みの黄白赤のアレ)やS端子も一切使えなくなってしまう。これが「アナログビデオ出力禁止」の正体と言えるしかもご丁寧なことに、この「アナログ出力制限」がされていない製品は店頭などで販売を継続することもできなくなってしまう。当然メーカーは市場から(モデルチェンジという形だろうが)撤去するしかないわけで、中古を除けば「旧型モデルを買えばいいや」という方法すらもとることができない2011年以前に発売された製品は、これまで通りD端子やコンポーネントビデオからのHD映像出力を継続して利用できる。ただし、これらの機器を、2011年12月31日以降も継続販売する場合は、SDインターレース出力への制限が必須となるため、2012年以降はこうした製品を市場で入手するのは難しくなると予想される'11年発売のBD機器はアナログ出力をSD解像度に制限 -Audio-video writst play

この「アナログ出力制限に対応した新モデル」は、恐らくアナログ端子自体が削られていてHDMIのみになっているだろう。使えないものを搭載しても無駄なコストにしかならないからだ。実際に今のBDレコーダーはD端子出力がすでになくなっているモデルがあり、具体例を出すならパナソニックの現行BDレコーダーはすでにD端子もS端子も存在しなくなっている前面・後面端子 | ブルーレイディーガ BZT820/BZT720 | ブルーレイ/DVDレコーダー DIGA(ディーガ)| Panasonic

これはミドルクラスの機器になるようだが、調べたところ上位モデルでもアナログ入出力はコンポジットしか存在しない。つまり現在進行形でアナログ端子全廃の動きは着々と進んでいると言えるだろう上の話を読んで「制限があるのはBD経由の出力だけなの?だったら他のソースとかTVは関係ないじゃん。何が問題なの?」と考える人も多いかも知れない。ところが事態はそう楽観できない前述のとおりにTV放送そのものには制限がないBDレコーダーや、同じく制限対象外のDVDも再生できるBDプレイヤーからもD端子そのものが消えていっている。ディスク再生時にHD出力ができない端子を残しておくと混乱の元になるという観点もあるのだろうが、実際はコスト削減が主な理由だろう。現在はBDレコーダーに限らずAV機器全般がどんどん値下がりしていて、ますます「中途半端にしか使えない」アナログ端子を残しておく余裕はなくなっているはずだまた同様に映像受信側、つまりTVのアナログ端子の減少・撤廃の流れもどんどん進んでいる。まあTVとレコーダーを作ってるのは基本的に同じ電機メーカーなわけで、それも当然と言えるかもしれない筆者が2011年から感じている1つの強い傾向について述べておきたい。それはズバリ,「AV機器のアナログビデオ入出力端子が全撤廃される方向に動いている」というものだ(中略)大手メーカー製テレビの最新モデルでは,Sビデオ入力はもちろん,「黄色い映像端子」として慣れ親しまれてきたコンポジットビデオ入力端子さえも,搭載されなくなる流れにある。また,高画質なアナログ入力端子として知られる「D端子」も撤廃の動きが強まっており,一部のメーカーからは,専用の入力アダプタ経由でしか入力できないテレビも出てきているほどだそう,最近のテレビは「背面端子はHDMIだけ」という製品が増えているのである個人的に嫌なのはこれで昔の機器が物理的に使えなくなってしまうこと。もちろんかつて一時代を築いたVHSビデオデッキも同様で、デッキ自体がまだ動こうが思い出のテープが残っていようが完全に“終了のお知らせ”状態だろう古いAV機器というと大概は「動く/動かない」とか「消耗品がまだ残ってる/残ってない」あたりが問題になったが、今や「TVに繋ぐ方法がある/ない」という事態が目の前まで迫ってきているわけだ。