みなさんこんにちわ、かりよしです。

 

大晦日にどんな有益な情報をお伝えできるか考えていましたが、タイトルの通り、「ラチェットベルト(ラッシングベルト)」の使い方をお伝えしようと思います。

 

昔の人は、ヒモ一本でトラック上の荷物をテキパキと締めることが出来る、という変な印象があります。

 

ユーチューブとかで「トラック結び」とか「南京結び」とかで検索すると出てくるアレです。輪っか作ったり、手首を返してウンヌン…。

私はこういった作業はひたすら繰り返して体に叩き込まないと覚えられないように出来ているので、覚えることはあきらめてしまいました。

 

辛うじて覚えてる結び方は「もやい結び」です。キャンプとかアウトドア作業でそれこそ何度も使ったからです。ほとんど解けることはない、頑丈な結び方で、安心できます。

 

 

…話が逸れてしまいました。

今回ご紹介するのは、そんなカッコいい「トラック結び」を知らなくてもスマートに荷物を締めることが出来る「ラチェットベルト(ラッシングベルト)」でした。

 

薪割り機をレンタル頂くほとんどの方が、軽トラ、またはトラックでいらっしゃいます。その際にこれを使って薪割り機を荷台に固定するんですが、普段使ってないとイマイチ使い方が分からない、でもガチャガチャやってたら「なんかうまく出来た」なんて感じが多いようです。

 

そんな事が何度かあったので、薪割り機の操作マニュアルのほかに「ラチェットベルトの使用方法」という簡単なマニュアルを作ってみました。

今回はそのマニュアルをそのまま載せてみます。

 

<ラチェットベルト(ラッシングベルト)の使い方>

-ベルトの締め方-

① 荷締め器のベルトが付いていない側から、荷締め器の中にベルトの端を通していきます。

 

 

 

② 通したら、ベルトの端を折り返します。

 

 

*上の画像は分かりやすくするためにベルトの端を短くしています。

実際に使う時には、荷締め器から長めにベルトを引き出しておきます。

 

③ ここでベルトの端を強く引っ張り、人力で出来るだけベルトを締めておきます。

 

④ そして端を強く引っ張ったまま、荷締め器を閉じたり開いたりすると、ベルトが締まっていきます。

 

 
⑤ 何度も閉じたり開いたりを繰り返し、器具の力でベルトを締めていきます。
⑥ 締め付けがきつくなってきたら、ベルトを引っ張って張り具合を確認しながら締めてけて下さい。
※あまり強く締め付けすぎると、固定したい物などが破損してしまいます。
 
-ベルトの緩め方-
① ベルトを緩める時は、荷締め器のレバーを引きます。
下の画像の赤い矢印の部分がレバーです。
 
 
② 矢印の方向にレバーを引っ張ると、器具の固定が外れます。
 
この状態なら、ベルトを巻き付けている部分が回転するので、ベルトを器具から引き出すことが出来ます。下の画像のように、ベルトは両方持って引っ張ると楽です。
たまにラチェットが錆び付いて動きが悪い場合があるので、その際はWD-40やクレ556などの潤滑油をプシュすれば解決します。
 
 
 
荷物を降ろす時は、ベルトを器具からすべて引き出さなくても、ベルトをある程度緩めたら、フックの部分を外せば荷ほどき出来ます。
 
*ちょっとした自分なりの工夫をご紹介します。
 
 
黒いフックをトラックのアオリについているピンに引っ掛けるんですが、その際にこの「どこでも買える洗濯ばさみ」で下を挟んで支えることにより、黒いフックが落ちません。
名付けて「ザ・洗濯ばさみ君!」。
 
 

…残念ながら一人寂しく作業することが多いので、この「ザ・洗濯ばさみ君!」を編み出してからは作業がかなり捗っています。

 

 
最近は動画サイトでこういったノウハウ動画がたくさんあるので、こんなページはあまり役に立たないかもしれませんが、
「どうしてもプリントアウトして持っていきたいよぅ!」
なんてワガママな人のお役立てば幸いです。
 
 
 
今年は円安&ウクライナ侵攻などで、メインの仕事はバタバタでした。
来年はロシアがウクライナを諦め、世界がもう少し落ち着くことを祈ります。
 
 
最後まで読んでくれてありがとう。