一日で世界が変わってしまった。
そのくらい大きな地震が日本を襲った。
地震も怖いが、それ以上に津波の恐ろしさを知った。

私のいる静岡では震度4程度で、揺れたものの大きな被害はなかった。
国道や東名自動車道の道路の通行止めで足止めをされた患者・家族はいたものの、翌日には復旧した。
週末都心に出かける予定をキャンセルし、病院の状況を確認して、Twitterとテレビで情報収集。

時間が経つごとに被害状況がはっきりしてくる。
死者・行方不明者がどんどん増えていく。数百、数千・・・1万人以上?
テレビからは余震を知らせる緊急地震速報がひっきりなしに鳴っている。
地震や津波、それに関連する事故で被害を受けた方すべてにお見舞いを申し上げたい。

地震発生時はテレビで被害状況を見て呆然としていた。
こんな中で私に何ができるだろう。

Twitterを眺めていたら、勝間さんのブログにこんなことが書いてあった。
地震災害復興にあたって~自分ができることをできる限りしよう、正確な情報を集めよう、非難を止めよう
1.とにかく、各自ができること、できる限りやる
2.正確な情報を集めること・デマを信じないこと
3.他者の批判をやめよう

上記のブログを読んで、早速募金をすることにした。
(Twitterの情報でもあったが、物資を送るのはかえって迷惑になることがあるので、お金が一番良いらしい)
勝間さんが参加しているJEN
プログラム/寄付方法 JEN - 特定非営利活動法人 ジェン
もうひとつはクーポンサイトのグルーポン
東北地方太平洋沖地震 義援金のお願い

特にグルーポンは寄付した金額と同額の寄付を他の企業から募って、日本赤十字社に寄付するというものだ。
地震当日の夜には一般クーポンの販売を停止して寄付受付を始めていて、びっくりするくらい対応が早かった。
おせち問題ではかなり評判を落としたが、今回の迅速な寄付活動の開始ができるのをみて見直した。

そして、もうひとつ誰でもできることは節電。
直接東京電力ではないけれど、送電することも考えて暖房や待機電力を使うものをOFFにした。
重ね着して毛布にくるまれば十分温かい。

私の強みをいかした支援ができないだろうか。
そう考えて、他の小児科の先生方と一緒にTwitterで小児の医療相談を受け付けることにしてみた。
Togetter - 「医療相談を受け付ける小児科医リスト」
小児科関係の先生方がどんどん集まってくれている。
これから出てくるであろう小児の医療相談に対応していきたい。

有用な情報は公式RT(リツイートといってTwitterでの発言を自分をフォローしてくれている人全員に転送すること)して、流れてくるいろんな情報はソースを確認するようにしている。
というのも、都市伝説のようなガセネタが時々流れてくるからだ。
こんな混乱しているときだからこそ、情報の真偽を見極めて、有用な情報を流せるようにしたい。

政府や行政への批判もたくさん流れてくるけれど、今はそんな場合じゃない。
非難する暇があれば自分が何ができるのか考えるときだ。
被害に受けた方々に何ができるか。
私もよく考えて、できることからやっていきたい。