ずっと楽しみにしていたクリスマスも終わってしまった。。
かんちゃんのところにはたくさんの
あわてんぼうのサンタさんが来てくれた
そんなわけでクリスマス本番は何もなし。。
・・・てのも寂しいよなぁ~
「なあ、かんちゃん。もう今日はサンタさん来ないよ。」
「え~、なんで~」
「なんでって・・・もうプレゼントもらったやん」
「でも、でも、でも来てくれるって~」
「ほんなら一応来てくれるように牛乳とにんじん用意しようか」
なんでもドイツあたりではサンタさんに来てもらえるように
牛乳と、トナカイのためににんじんを用意するらしい。。
「うんこれ置いといたら絶対来てくれるよなっ
」
「まあ、いい子にしてるかな、って様子見にくるだけやけどな」
「ふふふ。。それだけかどうかは分からんけどなっ!おやすみ~」
・・・相変わらず前向きでうらやましいわ
そしてかんちゃんが寝たのを確認して、
枕元にヤッターマンのおかしの靴下をセット。
そう。やっぱり何もなしは寂しいかな~と買っちゃいました。ははは
それから、牛乳を飲み干し・・・
にんじんを一口かじり・・・
・・・サンタさんを楽しみに眠る子供、夜中ににんじんをかじる大人
いや~、かなしい
そして朝
「かか~やっぱりプレゼントくれたでっ
」
「よかったなあ~」
「うん、やっぱりかんちゃんがいい子やからやなっ」
「はははそうだね」
「わっ牛乳飲んでくれてるっ
にんじんも食べてるで~
」
「ほんまやな~、来てくれてんなあ。。」
すると、ベランダの窓から外に向かって
「サンタさん、来てくれてありがとう~~~」
大きな声で叫ぶかんちゃんでした
いつまでこんなかわいい姿が見れるんだろう・・・
来年もまた
イブの夜ににんじんをかじる姿が目に浮かぶかかであった。
・・・でも次の日、にんじんと牛乳をおいたという別の子に聞くと
牛乳は飲み干してあって、にんじんは全部食べてたよ、とのこと。
そうか・・・にんじんは全部食べて行ったくれたことにして
冷蔵庫に戻しておけばよかったのね
来年はイブの夜に、にんじんはかじらないと誓うかかであった。