たまに見てるTV番組で、
ちょっとびっくりしたことを言ってる場面があり。
とても気になったのでブログに書こうかな、と。
NHKでやってる番組で、
この日は【重度障害】の人が議員になって活動している話でした。
言葉が話せないので議会事務局の人に代読してもらう、とか。
で、再質問がある時は一旦議会を休憩にして、
代読する人に自分の意見を伝える、とか。
この市の議会では、障害のある議会さんがきちんと議員活動が出来るように、
(初めは特別扱いはいかがなものか!との反対もあったそうですか)
議会ルールを見直してきた、とのことですが。
私は当選して議員になったんだから、
障害があってもきちんとその人が活動出来る体制にするのは当然!と思いましたが…。
この番組の中で、
この市の市民たちのある団体がそれに反対してて。
その団体の代表って人のコメントに、
ものすごくびっくりしました。
代表曰く、
「議会は効率的に回らないといけないし、われわれ
普通の人間から見てあんな非効率なことはない。社会の合理性という点から考えれば、できるだけ健常者たちだけでテキパキと能率よく政治も何もかも運びたい。」と。
(すごく大事な問題なので録画してたので、上記の言葉は発言をそのまんま書いてます。)
障害のある議員さんに時間が取られるわりに議会が中断して進まない、ことを言ってるんでしょうが。
【普通の人間から見て】って…。
それって障害がある人は、普通の人間じゃない!って
こと?
人間っていつ病気やケガで身体が不自由になるか、
分からないのにむかっ
この発言をした◯◯団体の代表も、
見た感じそこそこのお年のようでしたが、 
その人だっていつどうなるか、分からないのに…。
こういう発言をした、ってことは
少なくともこの代表やその団体の人たちは、
障害がある人は効率が悪い普通の人間じゃない!って
思ってるんですよね。
うちの長女(中3)や次女(小6)の学校にも、
障害がある子たちが通っています。
移動の時など、車いすの子の車いすをクラスのお友だちが押してあげたりしています。
卒業式での壇上で卒業証書を受け取る時も、
先生ではなくお友だちが介助をしていました。
私の記憶では昔は、
障害の思い子どもは地域の学校には通えず、
養護学校とかに通ってたと思います。
でも今は色んな選択肢があって、保護者や本人が望めば、地域の学校に通えますよね。
学校もまさか、障害がないのが普通の人間で障害があれば普通の人間ではない!なんて教育は、
まかり間違ってもしてないですよね。
ちなみに家の地域には、
障害のある人たちが通う大きなセンターがあるので、 
障害のある人を多く見かけます。
(独身時代に私が住んでた町では、ほとんど見かけませんでした。)
今回のTVを家の子どもたちにも見せて、
「誰でもいつどうなるかは分からない。亡くなった義母(おばあちゃん)も何年も寝たきりだったし。
障害のある人じゃないと分からないようなことを議会で発言して、世の中がどの環境の人にも住みやすくなるようにすればいいのに!」っていうような話をしました。
私は今までのブログでは、こういうことを書いたことはないのですが、
なんか…う…ん、って思ったので書かせて頂きました。
考え方は人それぞれ!でも、
普通、とか普通じゃない、とか
そういう問題ではなく、
どうしてそんなに効率を求めるのか?
効率さえよければ、私たちの生活は満たされるのですか?
なんかすっきりしない番組でした。

※ちなみに効率を求めるなら、
私がいつもブログに書いてる PTA なんかは全国的にも有名な、
非効率な組織ですよね。
なぜかしら、
PTAだけが非効率・非能率でも許されるんですね。