今住んでる町は、私が生まれた町ではあるのですが、
高校卒業してから上京し、卒業してそのまま就職しました。
就職してから母が亡くなり、元々父とはあまり仲が良くなかったので帰らなくなりました。
自分自身が各種様々な経験をしていく中で、まあ父のことも許せるようになり、ようやく電話などで話すようになって間もなく父が亡くなりました。
で、空っぽになった実家に子供連れて戻って来て7年目に入りました。
娘は難病で日々体調が変化するので働くことが出来ず、好きな絵を描いています。
こちらの町に来てからも、娘の絵を知ってもらいたくて、展覧会を開くなど活動してきました。
ここは生まれ故郷。
子供時代を過ごした町ですが、
女子って大抵結婚してどこかのまちに行ってしまってることが多くて、元々友達の少ないわたしは、一から友達を作らなければならない状態でした。
が、『人見知り』
なんとか娘の展示で関わる方たちとの繋がりは出来たものの、友達は・・・。
ところが展示でお世話になったカフェのスタッフさんと仲良くなり、私が鳥や虫や自然を写真に撮るのが好き。と話すとそこで盛り上がり、彼女もカメラを買って一緒に『写活』に行くようになりました。
間もなく彼女の方がドハマリして、1人ででも撮りに行くようになりました。
そして何より、私よりずーっといい写真を撮るのです。
私の写真は、ドアップマクロの虫とか、なんかいいな。って景色の記録程度なので、アートに感じる彼女の写真は、とても素敵なのです。
そこに、同じようにそのカフェで息子さんが作品展示したことで知り合った方と話す機会があり、
私たちの写活が面白そう!混ぜて!!となり、3人の写活グループになりました。
その3人目の彼女はスマホにマクロレンズのクリップを挟んで撮った不思議な世界の写真、またモノクロの写真など、元々アートにとても才能のある人なので、それはそれは素敵な写真ばかりなのです。
で、思いついてしまいました。
3人で写真展やろう!!と。
先の彼女のカフェがオーナーさんの都合で閉店してしまったので、
娘が個展でお世話になった60km位離れた大きな街のカフェのオーナーさんに話してみたら、トントン拍子に進んで、第1回の写真展が一昨年開催されました。
自画自賛しかしない我ら。
気を良くして、去年地元のカフェで2回目を開催。
そして図に乗って来月3回目の写真展を開催することになりました。
アートな写真を撮れる2人は、どんどん腕を上げます。
スマホでマクロの彼女は、一眼レフカメラを買ってしまいました!
わたしは、写真だけでは勝てないので、“ふざけ担当”という立ち位置で、今回は真面目なのもあるけど、写真に色んなもの貼ったり縫ったりする怪しげなものを出すことにしました。
3人の予定が合えば、写活と称して遊びがてら朝から出かけるのも楽しみ。
普段は子供や家族の為の自分でしかないけれど、
『私が私である時』を持つことができるようになったと感じています。
座談会に来られるお母さんも、お子さんのことで頭がいっぱいです。
辛いこと悔しいこと腹の立つことが心の中にぎゅうぎゅう詰めになっています。
わたしはずっと音楽や手芸を教える仕事をしてきたので、その経験を活かせば、お母さんたちに何かしら息抜きの提案もできます。
座談会は時には話し込んでしまうこともありますが、何かしらやりながら話すことで、クッションの役目もするのでは?とか、その方が話しやすいこともあるのかな?と思います。
まだまだ試行錯誤計画の段階ですが、『そらみる』では趣味の講座も開催していけたらいいな。と思っています。