翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~ | Pessimistic Optimist

Pessimistic Optimist

徒然の想いと出来事

もう3日前になりますが、その日は朝から寒々しい雨が降り続き何とも鬱陶しい中、おまけに仕事は激暇状態で、このまま世捨て人になるのでは?という不安さえ覚える様な日でした(^-^;

 

という事で、現実世界とは無縁とも思える、単純に笑えるおバカムービーでも観に行こうと決断?し映画館へ足を延ばしました。

 

「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」を鑑賞してきました。

 

2019年に1作目となる「翔んで埼玉」が上映された時、全く興味がなくスルー状態でしたが、後日CSの映画チャンネルでそれとなく鑑賞したところ、望外に面白く、結構笑いのツボが好みで、食わず嫌いを反省する程に印象深い作品でした(^-^;

 

続編となる今作ですが、何で埼玉デスリが基本の映画が2作目では琵琶湖になるんだ?という事で、もう一つ興味も沸かず映画館で観る程の作品でもないか~という感じでスルーしていましたが上記の様な理由から急遽劇場鑑賞したという経緯になります。

 

いや~今作も1作目の良さを踏襲しながら、何故琵琶湖が登場するのかという荒唐無稽なストーリー展開も含め、存分に楽しませて貰いました(^o^)/

 

今年50歳になるGACKTが相変わらず高校生の反体制活動家という設定自体が受けますし、二階堂ふみが、どうみても女性なのに男子という設定も受けます。

 

そして今作のキモとも言える、片岡愛之助演じる極悪大阪府知事、その利権にまとわりつく、神戸市長の藤原紀香、京都市長の川崎麻世といった配役も笑えます。

 

特に、大阪都構想を失敗した大阪府知事は、それならと日本、世界を植民地化する為に、粉もの文化を利用し、たこ焼き等の原料たる粉に細工をして、それを食べた者は皆、突然大阪弁を喋り出し、手が勝手に動いてツッコミをしたくなり、なんでやねん!や知らんけど、というフレーズが頻繁に登場するキャラに変貌させ世界中を大阪人にしてしまう謀略が描かれる点等笑えました。

 

京都市長も嫌な奴で、洛中しか京都と認めないとか、兵庫知事は登場せず、神戸市長しか登場しない点等の皮肉もツボでした。

 

1作目同様に大規模な戦シーンでは、ご当地自慢になる有名人を見せ合いどちらがスゴイか?というおバカシーンが今作でも登場するのですが、そこに藤原紀香自身が登場し、出身地詐称を暴かれるシーン等の自虐ネタも受けました。

 

他には、白浜の砂を白く美しする為に祈りを捧げる女神的存在の王女が登場するのですが、大阪府知事によって実際とは違う姿に変えられ、彼の都合だけで祈らされ虐げられる・・・という内容なのですが、その王女が非常に可憐で美しい・・・しかしこんな姿に変えられたと嘆く・・・最後はGACKTの力でやっと元の姿に戻る事が出来る・・・と、この展開でオチは見え見えだけに果たして元の姿とはどうなるのか・・・と期待していると、何とその女王の元の姿は、天童よしみというのも大受けでした(笑)

 

その他、甲子園の秘密、通天閣の秘密も受けますし、時代設定も無茶苦茶で、帆船で航海するかと思えばロケットが登場する等々奇想天外さも健在で、とにかく満載の小ネタ共々笑えます!!ただ最後の埼玉自慢で笑えない現実ネタも含まれているのですが、それは知る人ぞ知る世界という事でここでは割愛しておきます。

 

もう上映も終了しかけでしょうが、これこそ頭を空っぽにして、とにかくバカらしさを楽しむに最適、最強の作品かと思います。

 

個人的には、このシリーズはお薦めです(^^♪